深沢川は数年前から目を付けていたがなかなかタイミングが合わずようやくという感じ。
どっぷり浸かる沢だから暑い日にと思っていたが生憎気温が低く、テンション少し下がる。
ホロホロ峠を下ると霧が晴れ、森野橋に車を止め先月の石狩白老滝と同じ道を出発する。
暫くすると早くも下に滝が見え、少し戻った涸沢から入渓した。
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すぐ先ほどの滝が出てくる。
大きな釜を持つ2段の滝で上にも段差の様な小滝や斜滝が続いている。
磨かれた岩と釜の底が透けて見えるほど澄んだ水にちょっと感激しながら函チックな地形へと進む。
と言っても右岸に林道を見ながらの平坦な沢形で木々の緑と断続する長い滑を楽しみながらゆるゆる歩く。
8mの斜滝を超えるとほどなく240の二俣で橋の奥に地図にある滝が見えるが意外なほど小ぶりだ。
深沢川には苦労する大滝があると聞くが・・さていよいよ右の本流に入る。
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入口付近に林道から落ちた廃車、その後暫く平坦な地形にだれるがc280から両岸狭まり小滝が出始める。
ゴルジュの中に流木のダムやチェックストンが構え、いずれも小ぶりだが取り付きが深く手こずらせる。
巻いたら面白味が半減するので泳ぎやへつりで突破するが水が冷たいせいか肝心なところで足がつってまいった。
距離にして百mちょっとのゴルジュを40分余り掛かって抜けた二股は風が通って寒く、休まず前進する。
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c380の屈曲部に忽然と地形図にない20mの大滝が現れる。
ペロンとした逆相で登れそうな気がしない。
閉塞感漂う地形と空模様が相まって一層寒くなってくる。
右岸の沢形から高巻くと岩盤が出て高みに追いやられる。
岩を乗っ越す感じでトラバースすると滝音と共に下に流れが見え、灌木を伝って降りると落口だった。
体がすっかり温まったが滑る笹に腕がパンパン、なかなか手応えある高巻きである。
沢は再び中だるみするがぽつぽつ5-10mの手頃な滝が出てきて嬉しい。
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地形図終盤に見応えある30m超の大滝、まずは岩登りでテラスへ。
そこからサルになったつもりで木を伝い、沢に身を乗り出しながらスリリングに高巻く。
最後は懸垂でペロンとした滝釜と落ち口の間に着地する。
ポケットにカメラが無いのでやっちまったと思ったら岩の上に乗っかっていた。
c690二股は非常に分かり難く、戻ってザレの沢形を詰める。
鹿もジグを切る程の急坂で最後にこれほど疲れる乗越しがあるとは思わなかった。
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笹と灌木の斜面を下ると程なく水が出始め、白老川本流と合流するまでに懸垂する滝が2か所出てくる。
1つ目の滝は残置シュリンゲを使い、2つ目の釜持ち2段は立ち木から中間の釜にザイルを垂らした。
少し下った5mの滝にも古びたザイルが残置され、こんな沢まで人が入っているのかと感心する。
白老大滝に寄るつもりだったが結構時間を食ったので割愛し林道に上がった。
深沢川は白老界隈の中ではアクティブな沢、悪場もなく綺麗だがだらだら長いのが残念である。
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<2016年の 深沢川240左俣 はこちら>
<2016年の ポンベツ川支流〜石狩白老滝・沖野温泉 はこちら>
<2015年の 飛生川遡行 はこちら>
<2015年の 大星沢遡行〜望岳の滝 はこちら>
<2013年の 白老滝〜三重の沢〜砥石沢〜滝巡り はこちら>
<2011年の 毛敷生川〜ホロホロ湿原 はこちら>