三峰山沢〜富良野岳・2012再訪 (富良野市・上富良野町)1912m  地図はこちら  ■Home
 2012年9月15日 晴れ時々曇り メンバー5名
 7:05旧バーデン前→8:00九重ノ滝→(10:55-11:40)富良野岳山頂→13:30陵雲閣 上り3:50/下り1:50 休憩含む

敬老の日の三連休は何処もぱっとしない予報だが わずかな晴れの合間をぬって三峰山沢に出掛けることにした。 この沢には滝記号が2つあり、1つ目の「九重ノ滝」は落差100m近くもある滑の大滝が圧巻である。 ここはフリクションを効かせ高度感たっぷりの滝登りを楽しめるが、 2つ目の「華雲ノ滝」は上部が立ってやや微妙な感じである。 高巻く度に後ろ髪を引かれる思いだったが今回はじっくり取り付いてみようと思う。

「九重ノ滝」初めての遡行者を威圧する様な眺め    ダイナミックな景観を前にアドレナリン大放出    高度を稼いで展望が広がる頃には一転してハイに
車一台で札幌5時乗り合わせバーデンかみふらのを7時半に出発する。 水量はいつもと変わらずだが最近の大雨のせいか川岸がえぐれ、二俣まで倒木が目立った。 最終砂防から行く手の高所に「九重ノ滝」を望むことができる。 この沢がお初の3名は目を丸くして「あれ本当に登れるの?」と半信半疑な様子だが、 いよいよ大滝が近づくと緊張が昂ぶってるのが分かる。 かなり磨り減った沢足袋で来てしまったのを少し後悔しつつ慎重に登ると 眼下に視界が開けてくる。 ここはこのメンバー何の問題もなく登り切るとハイな気分に転じ次々に小滝を越えてゆく。 割と滑らぬ岩質だがちょっとしたつるつるの滑滝に手こずり3回目でクリア、ここはゴム底に分があった。 途中、右岸の側壁から湧き水が噴出、頭の芯が痛くなるほど冷たい水だった。 さて今日お目当ての「華雲ノ滝」2段20mを迎える。 「登れそうだな〜」と思いつつ過去2回高巻いた滝で今日は思い切って取り付こうと決めている。

今回の狙い「華雲ノ滝」2段20mをじっくり見入る   一段目で後続を確保する、上から見ると流石に高い  沢登りと山スキー・四季を通して楽しめる良い山だ
ザイルを用意してる間に、ゴム靴のKaちゃんが登り出したので慌てて下からルートを指示する。 まるでゴム靴に吸盤でも付いてるような動きだが流石に上は無理なので中段の棚で待機してもらう。 ザイル2本結んで後を追うと岩がざらついているがまあ何とか、むしろ高さが気になる。 棚から水流寄りに登って一段目を上がった。 潅木に支点を取って後続を確保する。 二段目5mはホールドの細いペロンとした滝でゴム靴が欲しかった。 ハイマツをちょこっと攀じりいつものルートで登山路に抜けると山頂は結構な人である。 ラーメン食べてまったりし陵雲閣に下る。 Kiさんがお得意のニコニコ顔でヒッチハイクし車を回収してくれた。 女性2名をカミホロ荘で降ろし、男性のみで無料の吹上温泉に行くと連休で人が絶えない。 お湯が熱いので人の割りに湯船はあずましかったが外人のボインちゃんが入ってきたのですごすご退散した。

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