上然別山は東大雪連峰に属するマイナーな山で然別山、下然別山と合わせ然別三山と呼ばれている。
アプローチのシラユキ川は遡行的にいまひとつらしいがニペソツとウペペが近いので良い展望が得られるかも知れない。
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廃屋が目立つニペソツ集落を過ぎると程なく林道が通行止ですぐ先の道が大きくえぐれていた。
色付くニペソツ川の景色を見ながら1kmほど歩き、更にシラユキ川沿いの古い支線林道を進んで西面沢に入渓する。
西面沢は岩屑が堆積する荒れた渓相だが落ち葉が明るい雰囲気を醸し出していた。
崩れる岩を警戒しながら小滝群を遡るとc900で小さな滑も出てくる。
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そして1150mで水が涸れ、胸丈の笹藪に突入する。
振り返ると初冠雪をまとった十勝連峰に雲が流れて寒々しい光景である。
幸い尾根の藪は薄く、古い作業道と交差しながらピークに到着した。
じっとしていると風で寒くなってくる。
天気もさることながらカンバが邪魔で展望は駄目だった。
どっしりした丸山と東丸山を同定するのが精々で三山の中では一番展望の無い山かも知れない。
登り下りの途中でそれなりの眺望が得られそうだが二度目のない山だけに残念だった。
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<翌日の ホロカ山 はこちら>
<2016年の 下然別山(鹿追町) はこちら>
<2013年の 然別山(鹿追町) はこちら>