山名はアイヌ語の「ホロカ・ナイ 逆戻りする川」に由来し、国道沿いに結構目立つ山だ。
雪の時期に一度計画したが未踏のままでたまたま無積雪期の記録があったので本日のメインにする。
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タウシュベツ川橋梁見学で賑わう糠平湖の国道を過ぎるとやがて目指す山が見え、林道ゲートに車を止める。
傍らに藪の字にも見える「敷の沢林道」の標識が転がっていた。
林道を進んで綺麗な小沢に下り、これを徒渉して尾根の末端に取付く。
藪の薄い斜面だがすこぶる急で木を頼りに登ってゆくと腰程の熊笹でほっとする。
カンバとトドマツの尾根も900m手前から笹が被って歩き難く、尾根の西に延びる造林道を辿る。
この造林道は途切れ途切れで嫌気がさし、1000m手前で尾根に復帰すると開けた斜面の向こうに白くなりかけたニペソツ山が聳えていた。
右奥は石狩岳と音更山かと思ったが距離的に前天狗と天狗岳のようだ。
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一本調子の尾根は木が斑で登り易い。
たま笹藪に覆われるが北側はスカスカした斜面でさして藪の苦労もなく山頂に到着した。
凡々とした広い頂に二等三角点「幌加音更」が埋まっている。
展望はトドマツの間に糠平湖の一端とタウシュベツ山などが見えるだけだ。
尾根通しに下るとピリベツとクマネシリの眺めが良く、ジャンボサイズのアナタケに驚く。
もう一山欲張りたかったが天宝山とこの山でいい時間になってしまい、久しぶりの幌加温泉でさっぱりする。
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<今日一山目の 天宝山 はこちら>
<昨日の 西面直登沢〜上然別山 はこちら>