この後も滝はまだ続き2段8mの他に幾つか小滝を登ればいよいよ水が切れ再びゴロ岩となる。
笹薮に覆われた沢型を辿ると夏道にポンと飛び出し一本入れる。
此処で芦別岳山頂を踏んでくると言うS庭さんと別れ先に小屋に戻ることにした。
初めて下る覚太郎コースだが鶯谷からの分岐に変な踏み跡がついて少し分かり難い。
それにしても急な下りで度々倒木が道を塞ぎ下部は草を分けての道である。
小屋にデポした物をパッキングし旧道をちんたら下って車に着くと程なくS庭さんが到着しあまりのタフさに呆気に取られた。
急峻な沢ゆえしっとりした渓相や美しい滝とは無縁だが酷い悪場もなく小滝が多くて飽きることのない沢である。
水量の少ない急な涸れ沢を攀じったという印象が残り50mの大滝は圧巻で予想以上に厳しかった。
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