アバレ川(2015再訪)〜望岳台  (美瑛町)  ■Home
2015年9月6日 晴れ メンバー5名
6:15美瑛富士駐車場→6:40入渓810m→10:40勝瑛ノ滝→11:25登山路・出渓1415m→13:30望岳台

吹上温泉でKO玉さんの全山登頂祝賀会があり、その翌日にアバレ川を予定した。 アバレ川はたまたま5年前に偶然見付け、hymlに報告を出したのがきっかけで多くの人が訪れるようになった沢である。 苔生すゴルジュの中に手頃な小滝が連続し、十勝岳連峰切っての美渓と言える。
                    

  

早朝、白銀荘前の気温は5℃を切りこのまま帰ってもいいかなと思える寒さだった。 美瑛富士の駐車場から少し歩いて入渓すると先日来からの雨で水量が多く、一物が縮み上がるほど水が冷たい。 黒々と磨かれた岩盤に水が勢いよく流れ、随所に噴水が上がって迫力満点である。 見掛けはツルツルだが意外に滑らず、すっかり沢慣れしたルパンが先を行くが時々困った顔で立ち止まる仕草が可愛い。 日が射して沢全体がキラキラ輝き、つくづく良い沢だと思う。 初めて沢登りをする人を連れて来たら面白くてきっと病み付きになるのではないだろうか。          
                    

  

水線が引かれた1500mの左股は藪で埋っているのか今回も分からず、 単調な河原を歩くと開放的な景観の中に美瑛岳と勝瑛ノ滝が見えてくる。 そして漸く断崖に囲まれた大滝に到着、水が20mの高さから放物線を描き圧巻である。 滝下は風とミストが舞って寒く、高巻く途中で滝見とした。          
                    

  

ハイマツを分けて沢身に戻ると岩質が変わり、明るくペロンとした岩盤に水路が続く。 折角なので枝を掴みながら滝口に立ってみる。 落ちたら一巻の終わりで腕を伸ばして写真を撮るのが精一杯だ、 眼下に良い景色が広がって気分爽快である。          

          

出発して5時間で縦走路だからまずまずのペースだが、ピークが無い割に長い沢だと思う。 ますます深くなるポンピ沢には鉄梯子とロープが掛けられ、底にはまだ雪渓が残っていた。 美瑛岳の裾に刻まれた渓を振り返り、エゾオヤマリンドウとアキノキリンソウが咲く路をテクテク下った。          

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