アバレ川(2011再訪)〜望岳台 (十勝連峰・美瑛町)  地図はこちら  ■Home
2011年7月下旬 晴れ メンバー12名
8:30美瑛富士登山口駐車場→8:45アバレ川入渓→(12:55-13:30)従走路→14:55望岳台

金曜N、車で一杯の望岳台でC0する。 静かに飲んでると何処からともなく「うるせぇーいい加減にしろ!」とお叱りを受ける。 翌朝はぎりぎりまで寝る積りが未明からガヤガヤと登山者が騒がしい。どうやらテントを張った場所が悪かったようだ。 霧の中を美瑛富士駐車場に移動し奥のゲートからアバレ川に向った。 地図を見ると林道が沢と交差せず、去年どうやってこの沢に入渓したのか不思議だったが実際は道がしっかり付いていた。 アバレ川は去年たまたま間違って入渓したのを機に名前が知られ、今日も数名の先行者が砂地に足跡を残していた。   <2010アバレ川〜美瑛岳はこちら>
          


この日は結構な水量が遡行の楽しさに拍車を掛ける。 水はまだ冷たかったが極力巻かず攻めることにした。 水で磨かれた滑と樋滝が現れるたびお初のメンバーから感嘆の声が発せられた。          
         
          規模は小さいながらゴルジュ、樋、滝、釜と一応何でも揃っている。 これらは巻くことも可能だが水流に抗して中を行くと随分楽しい。 股下を白濁した水が勢いよく流れ、楽しさ半分、緊張半分というところである。
         
          わざわざこんなまねしなくたって簡単に通過できるのにスイッチが入ってどうにも止らない。 本人は至って真剣だが傍で見てる方はもちろんドボンを期待してるのは言うまでもない。
         
          見かけはつるつるしてるがぬめりがなく滑らない。 フリクションを効かせ思いっきり手足を突っ張るのがコツである。 たまにシャワーを浴びながら休む間もなく次から次と小滝が続いた。
         
          しっとりした苔の回廊からウォータースライダーの滝まで渓相がころころ変わって忙しい。 日が射せば流れに任せプチキャニオニングも楽しめる明るい沢である。
         
胸まで浸かって狭い樋を抜けようとするが体重と腕力の足りない女子には手強くなかなか前に進まない。 単なる水遊びの積りが意地丸出しになってくるので傍で見てて可笑しい。          
         
やがて空が開け向こうに勝瑛ノ滝が見えてきた。 日の当たる河原に蛇が昼寝をする喉かなアバレ川の一風景だが天然のアスレチックはまだまだ続く。          
          


         
この沢に不似合いなほど大きい20m・勝瑛ノ滝、滝口より水が勢いよく放物線を描き二人の頭を直撃する。 滝に打たれ厄払いする積りが水圧で息が出来ないらしくすぐ飛び出してきた。 高巻いて滝上から見る景観は抜群である。 従走路はそこかしこにお花畑があり得した気分で望岳台へ下った。
         


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