八幡平・小和瀬川大沢遡行   (秋田県仙北市)   ■Home
2015年9月20日 曇り後晴れ 玉川支流・小和瀬川大沢遡行〜夏尾根下山 メンバー3名
7:15林道530m→8:00・645m二股入渓→13:00大沢森1178m→13:40標高点999m→14:20二股出渓645m→14:50林道530m

シルバーウィークの五連休は北東北の沢と山を計画する。 19日早朝札幌を出発し青函フェリーと高速で夕方玉川温泉に到着、 テントの積りだったが雨が心配なので素泊まりの民宿に泊まりました。 翌朝は雨に煙っていたが回復予報なので取りあえず宿をあとにし宝仙湖の奥に延びる林道に向かった。
                    


小和瀬川に架かる橋の袂に駐車、川に増水は見られずほっとして身支度する。 林道はすぐ荒れて草に覆われた踏み跡を30分ほど辿ると二股に到着、右俣には大きな滝が掛かっていた。 これを見学し左股に入渓するとすぐ両岸が狭まり滝と滑が続いたあと、美しい10mの滑滝(写真)に気を良くする。          
                    


間髪を入れず滑と滝が次々に現れる。 写真は2段20mの滝で上段は水飛沫を嫌って右から巻くが濡れるのは時間の問題だった。 沢中にはダイモンジソウが至る所に咲き、その中にピンク色の花が目を引く。          
                    


これは地図に記載された730mにある2段30mの滑滝で写真よりずっと大きな滝である。 すだれ状の流れが美しく、全体が濡れてよく滑る。 水流の左をザイルを出して直登したが上部は結構な高度感を伴い緊張しました。          
                    


その上は滑の連滝になって全て直登していく、深いゴルジュのへつりなどもあって変化に富み飽きる暇が無い。          
                    


写真左は6m+6mの連滝で水量が凄い、一段目は左を二段目は右の岩壁をそれぞれ登った。 休む間もなく次々に滝が出現して忙しい。 写真右は15mの滝でカッパを着てkanaちゃんが積極的に取り付く、中段がやや逆層気味で水をもろに浴びながら水流左を直登する。 水はこの時期でもさして冷たくはなかった。          
                    


四連瀑・三連瀑と飽きれるほど滝が続き、その殆どが直登できて楽しい。 右の連滝は結構でかく、沢登り三年目のnoriちゃんにザイルやお助けを出しながら遡行する。 そろそろ腕の力が無くなってきたのか悲鳴とも気合ともつかぬ声を上げながら登ってくる。          
                    


945mの二股は左が20m、右が25mの滝になって合流する。 進む左は水をたっぷり浴びるが階段状でとても快適に登れる。          
                    


1000mの二俣は水量が半分の右を選ぶとすぐ2段15mの滝が出現する。 そろそろ終盤で滝も終わりかと思ったがしぶとく続いて飽きれる程である。          
                    


1050mの二股も滝が合流し、7mの右股(写真)を登って程なく水が涸れる。 沢形は1130mで途絶え、そこからは背丈を越える笹藪になるが15分で大沢森の道標に出てほっとする。 下降は稜線の登山路を標高点999mまで下ると地図にない明瞭な道が入渓した二股に延びいた。 ゲップが出るほどの滝の数と渓相の良さに大満足し、岩木山の麓にある岩木青少年スポーツセンターへと車を走らせた。          
<翌日の 岩木山(八合目から) はこちら>






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