連休の三日目は天気が崩れる前にさっと終わりそうな中天狗岳(仮称)を予定した。
この山は小天狗岳と定山渓天狗岳の間にある無名峰だが送電線の刈り分け道からたまに登る人もいるようでちょっと気になる。
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定天に向かう白井川左岸林道から南西尾根に分岐する林道・作業道をスキーで辿った。
ちらちら濡れ雪が降ってテンションの上がらぬ天気だが距離が短いので山頂まで1時間半もあれば登れそうな気がする。
作業道の終端に砕石場の跡があって雪原の奥に定天がぼわっと浮かんでいた。
そこから取り付くと意外に急な尾根で途中に岩なども出て少し天狗チックな感じになってくる。
灌木の細尾根にキックターンの連続で歩を進めほっと一息つくとなんと左から作業道が延びてきていた。
隣の送電線の尾根を見ると木の無い白い斜面が散見されこっちより良さげな感じがする。
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送電線の尾根に合流して少し楽できるかと思ったが704ポコが思った以上に急だった。
スノーシューの他にスキーで階段上りした古い跡があり、また色の抜けたテープが結ばれているなどそれなりに人が来ているようだ。
木の間に形の良いピークを垣間見ながら緩やかな頂稜を辿って山頂に到着、新しいピンテが垂れていた。
ガスと立木でいまひとつの展望だがここから定天と小天狗岳を見たかった。
またこの山のすぐ下がさっぽろ湖なので後日、道道小樽定山渓線から山容を確かめるのが楽しみである。
さて帰りは704ポコを巻き、シール団子になりながら送電線の尾根を下った。
どちらかと言えばスノーシュー向きの山だがnoriちゃんには山スキーの良い練習となり漸くキックターンのコツを掴んだように思われた。
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<昨日の 稲穂嶺〜銀山縦走 はこちら>