丸山〜加車山 マルヤマ〜カシャヤマ 622〜898m  山スキー (白老町・登別市)  ■Home
2015年2月28日 曇り時々晴れ オロフレ峠ルート メンバー5名
9:25オロフレ峠→(11:20-13:30)丸山〜(13:15-13:30)加車山→13:45オロフレ峠

強風をもたらした低気圧が抜けたばかりで半ば諦めの週末、こんな日にぴったりな丸山(タクタクシヌプリ)狙いとした。 加車山(写真左)が未踏のメンバーも居るのでオロフレ峠からセットで登ることにする。



春なのに9時開門はないべや・・・オロフレのゲートで待ってると気持ちが通じたのか少し早く開けてくれた。 懸念した雪不足も山が近づくとそれなりの積雪で峠のへアピンから出発する。 30m程ある道路の法面が滑り台の様にしばれ、スキーのエッジを立てて騙し騙し登る。 これが今回の核心でそれまで生あくび連発のメンバーもスッキリ目が覚めた様子である。 ・713コルから加車山の北斜面をトラバースすると時々樹間に白いオロフレ山が望まれる。 昨日の雨も山では雪だったらしくサラサラだ、低山歩きでは勿体無い気もするが雲の流れる早さに納得である。 ・753の尾根から丸山のコルを目掛けて再びトラバースで下る。 横着してシールを付けたままだったが長い滑りで失敗したなと思う。 いよいよ丸山が近づく頃になって横に林道が延びているのに気が付く。 その林道と分かれ木の斜面にジグを切って山頂に到着、かなり高い位置に古いテープが結ばれていた。 展望こそ無いが初ピークで嬉しい。


          


・753に登り返す途中、振り返ると猫の背中のような丸山と後ろに白老の町や港、煙をなびかせる工場が見える。 「白老町からこんなに近かったの・・・向こうからも丸く見えるのかしら・・・」  里から見て付いた名前だろうからきっと丸い筈である。

         


加車山に向かう尾根からの眺めは良く、倶多楽湖の外輪と海の向こうに豊浦の山々が見えてくる。 尾根の右には時折ぱあっと晴れ間が広がって真っ白なオロフレ山(写真中)が眩しい。 加車山へはカンバの緩やかな疎林に最短ルートを取って二名が初ピークを踏んだ。 メンバーの一人が吹雪の日に付けたと言うピンクテープが健在で眺めの良さに驚いていた。 ここから見る丸山はあまりに低く、先に寄って良かったねと言う感じである。


          


山頂の南端からは外輪山に囲まれた倶多楽湖の湖面が垣間見え、地獄谷から湯気が立ち昇っている。 その向こうには太平洋が広がってなかなか素晴らしいロケーションである。 更に東方には来場岳からオロフレ峠への山並みが連なって、軽く登れてお得感のある山だと思う。 雪は少し重くなってしまったが短いながらも最後にスキーが楽しめた。
         
<2010年2月の 加車山 はこちら> 











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