長官山〜瀞台:馬追丘陵縦走  (長沼町・由仁町)   ■Home
2014年12月14日 晴れ時々曇り 馬追自然の森ルートA〜G 9.7km メンバー6名
9:30長沼スキー場→10:25長官山→10:55馬追温泉→11:50瀞台→13:05道道夕張長沼線

石狩平野の南東に延びる馬道丘陵は遊歩道が整備され一年を通して多くの人に楽しまれている。 かねがね気になっていたがここに来るのは初めてで、何処のルートを登ったら良いかちよっと迷う。 いっそ丘陵の端から端までと思ったが地図を見ると長沼町から厚真町まで三十数kmもあり、 とりあえずスキー場がある北端から入って遊歩道を10kmほど歩いてみることにする。

          


写真は一週間前に由仁町東三川付近で撮ったもの。 南北に長い馬追丘陵は国道274号、道東道、室蘭本線に分断されているがここからは頭から胸の部分が望まれた。 丘陵は一番高い馬追山(瀞台)が272mで全体が里山という感じだが尾根上には一等三角点が二か所のほか三角点の数が12個もあって興味深い。          
                    

 
          
ルートは「馬追スキー場〜遊歩道A〜長官山〜遊歩道C〜遊歩道D〜瀞台〜遊歩道G」の約9.7kmを予定した。 当然ながら車が二台要るので何人かにお誘いメールを出したら、みんな乗りが良かった。 まずは車を下山口に廻してスキー場に向かうが自分には馴染みの薄い道で迷路のように長く感じた。 さてオープン前のスキー場を出発したが寒さはともかく予想外の曇りでモチベーションが下がる。 林道に積もった雪を踏みしめながら案内板のある遊歩道まで行くと多くの足跡が付いていた。 体が温まってきて一枚脱ぐ、天気も回復して青空が広がり、冬枯れの木立に景色を楽しみながら遠足気分となる。

          


小さなアップダウンを越えて長官山の展望台に到着する。 案内板に山名の由来が書かれ「明治二十四年、北海道長官がここに立っで石狩平野開拓の構想を練った‥」云々とある。 長官になった気分で馬追原野と言われた長沼・南幌の田園風景を仰臥する。 その向こうには札幌から支笏湖の山並みが望まれ、低山とは思えぬ展望の良さにちょっと感激する。 左にはこれから向かう丘陵が意外に奥深さを見せていた。          
                    

 
          
トドマツやカンバの木々に囲まれた静かな尾根道を馬追温泉に下る。 この温泉まだやってたとは!昔と変わらぬ建物が懐かしい。 道路を200mほど歩いて遊歩道Dに入ると分岐が二つ続いて、この辺は知っているメンバーがいなければ迷うところだった。 遊歩道には樹名板が付けられミズナラやイチイの大木やストローブマツ、オヒョウなど珍しい名前の樹木が見られる。 小鳥の囀りに混じって甲高い泣き声とともにクマゲラも姿を見せた。(kaさん撮影)

                    

 
          
瀞台と呼ばれる馬追山には一等三角点と第一号の天測点が設置されている。 ただ自衛隊のフェンスで見晴らしはいまひとつ、長官山の様な展望台が欲しい。 ここから先はあまり人気の無いコースかと思ったら2組とすれ違う、 道幅が広く緩やかなものだからMTBで往復している人達もいた。 自然豊かで展望良くなかなか魅力的な丘陵である。

<2016年の 瀞台〜長官山(ko玉さん道内1594山全制覇) はこちら> 
<2015年の 馬追丘陵4山巡り(安平山・熊ノ頭山・鈴蘭山・コロイ山) はこちら>
                    

 
          










































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