黒松内川・重滝左股〜黒松内岳 740.0m 道南・黒松内町 ■Home |
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2010年10月上旬 曇り メンバー5名 6:35登山口→10:15山頂→11:05登山口 (休憩含) |
低気圧が近づき何時雨が降ってもおかしくない空模様だったが黒松内の沢は天気を気にせず登れるのが嬉しい。 登山口に車を止め10分も歩くと道路脇にいきなり大きな滝が見えてくる。 初めて見る重滝は圧倒されるほど大きく下から見上げると40m程ありそうだった。 |
水流の右は大きく三段に分かれ岩が乾いて幸いである。 誰かが取り付かねば高巻いてしまいそうな雰囲気になりそうなので口火を切らせてもらう。 適当なホールドを探しながら一段づつ登ればよいが高さがあるのであまり下を見たくない。 一段目を登りテラスより後続を伺うと3名が続き、1名は右岸を高巻くと言うのでそのまま二段目に突入する。 二段目はクラックから登り始めると幾分傾斜が緩んだが三段目で再び急になる。 滝口に寄るに従いホールドが少なくお釜を真下に見ながら登る辺りが一番緊張する場面だった。 滑ったらただごとで済まされない高さだったが登り切った爽快感は最高である。 高巻いたメンバーを待って先に進むとすぐ奥に一条の斜滝が見え沢の景観が何とも素晴らしい。 |
水の澄んだ小釜や小滝を越えて20分ほどすると10mの滝があった。 カッパを着て斜めに走るバンドを伝い滝上に上がる。 ちょっと難しいのは重滝とこの滝のみで後から目白押しに出てくる小滝は何れも容易なものばかりだ。 狭い滑だが長さは100m以上続いて見応えあった。 420m二股を左に進むと現れる10mの斜滝も難なく登れてしまう。 途中でポツリと雨が降ったが騙し騙し山頂へ向うことにする。 480m二股で左に進んでしまいすぐ上の500m二股を右に進むと次第に笹が覆い始めた。 藪漕ぎを覚悟したが沢形の横に快適な岩場が陵線コルまで続いて楽させて貰う。 陵上では強風に煽られながら笹を分け山頂に着いたが逃げるように夏道を下った。 重滝ルートはブナ滝ルートより若干落ちると聞いていたがそんなことはなかった。 初っ端に登った大滝で気分が高揚したせいかも知れない。 |