銀嶺山  ギンレイザン 723m  (日高町)  ■Home
2014年11月1日 晴れ 東尾根ルート メンバー5名
7:30国道P→(9:25-9:40)銀嶺山→10:25国道P

折角の三連休だが天気が持つのは初日だけなので日高町の手頃な山を二つ予定した。 一つ目は市街地のすぐ西に細長い頂稜を見せる銀嶺山、 山の行き帰りに必ず立ち寄るセイコーマートの裏山と言った方が分かり易くかねがね気になる山だった。 ルートは西面のホロカワウシャップ川から沢詰めする積りだがその前に東の斜面を窺ってみることにする。 国道の駐車帯から眺めると稜線近くまで刈り払われた沢形が延びており、迷わずこれを登ることにした。



スパイク長靴にカッパを履いて荒れた牧草地に続く小路を出発する。 道は廃屋の跡で途切れ、そこから薄っすら鹿道が延びていたがすぐ笹に覆われる。 濡れた笹を嫌って横を流れる小沢に下りたがドロドロで鬱陶しく、 尾根に取り付くとc390mで立派な林道が横切っていた。 何処へ続く道か知らないが新しいタイヤの跡を辿ってみると下り始めたので下から見えた沢形に入ることにした。 この沢形はスキーコースの様に木が無く、雪崩の頻発地帯かと思ったらとぎれとぎれにブル道が現れる。 ストックが欲しくなる程の急斜面だが一気に標高を稼ぎ、最後50mほど笹藪を登ると稜線だった。



稜線は腰の高さの斑な笹で所々にシカ道もあり、呆気なく一段高いポコに到着する。 三角点はすぐ見付かり、東の木の間にコウモリが翼を張ったようなお馴染の山が聳えている。 西は意外にも視界を邪魔する木は少ないが流石に標高が低いせいか日高山脈は幌内丸山から雁皮山、糠平山などのなだらかな山並みに隠れているようだ。 それでも遠く霞んでチロロ岳やペンケヌーシ岳、双珠別岳が望まれ、 また雲知来内岳の下にはこれから向かう東山のポコポコした山容が確認できて嬉しい。

          


下降は笹を掴みながらダイレクトに急な尾根を下ることにした。 一面の笹は下る分には楽なものだがそれなりで、たまたまあのスッキリした沢形を登っていなければ今頃はまだ藪漕ぎで苦労していたかも知れない。 当初、展望も全く期待していなかっただけに予想に反して幸先の良いスタートを切ることが出来た。 下山してセイコーマートで喉を潤し次の山に向かった。          


<この後の 東山 はこちら>



          








inserted by FC2 system