東山 ヒガシヤマ 811m  (日高町)  ■Home
2014年11月1日 晴れ 周回ルート(北尾根→東山林道) メンバー3名
11:10林道口→11:25北尾根c540→(13:20-13:40)東山→14:10西尾根720ポコ→14:50林道口

東山は日高町千栄にある低山で正規な登山道はなく、送電線の保守道と林道を使って細々と登られているようだ。 「日高で最も新しくできた夏山」確かそんなキャッチフレーズを以前何処かのツアー広告で見た覚えがあり気になっていた。 ルートは定かでないが短時間で登れる里山みたいなものだから行けば何とかなるだろうと出掛けることにした。


今日の一山目「銀嶺山」を終え、二山目の「東山」の登山口に到着する。 ここは2時間位でさっと切り上げ、温泉でさっぱりして早く千栄の宿でいっぱいやりたいと言うのが本音である。 すぐ送電線の保守用に設けられた梯子が見え、確かWebの情報にあったのを思い出しせっせと登る。 梯子を登り切ると足場の悪い急な斜面に九十九折の作業道が付けられみるみる車が小さくなっていく。 ゼイゼイハアハア漸く二つ目の鉄塔が建つ北尾根まで登ってここで初めてルートミスに気が付いた。 道は720ポコを通る筈だから一旦下らなくてはならない。 出発してすぐ梯子を登らずゲートの先から林道を進むべきだったか・・・ ここから送電線に沿って谷へ下る道が付いてるので林道に復帰できそうだが今さら面倒臭い。 よし新コース開拓だ!このまま北尾根を進んで周回してみることにした。



地形図の片側は等高線が詰まったゲジゲジマークだからきっと面白いに違いない。 その予想通り尾根の東斜面は数十m切れ落ちた断崖が続き、西斜面も木が生えてるとは言え急である。 足元がスカスカして稜線の幅は狭い所で1m程か・・・にゅっと突き出た岩塔が現れるなど日高チックでちょっとゾクゾクする。 メンバーの中には初心者もいるのでザイルを張るなど慎重に歩き、僅か1km程に2時間近く掛かって山頂に到着した。 たかが東山、されど東山、未踏と言うせいもあったがなかなかスリリングな尾根歩きが楽しめた。 小さな標識が木に掛けられその裏にどっしりした雲知来内岳が望まれる。 展望はいまひとだがそんなことどうでも良く思え、あとはのんびり下山するだけと思うと少しほっとする。


          


夕方より雨の予報通り、山はどんどん霞んで遠望が利かない。 先程の銀嶺山で目にした丸山〜雁皮山〜糠平山の山並みが逆に並び、 そして雲知来内岳の北に延びる険しい稜線が印象的である。 尾根を下降するとたまにピンクテープが垂れているが人の入ってる様子は殆どなく、 特に720ポコ付近は胸程の笹に覆われ踏み跡すら見当たらない。 そしてポコを超えると漸く作業道らしき道が現れ、c590で確信が持てぬまま右に折れ小沢を渡る。 道は荒れてくるがやがてしっかりした林道に合流して帰還した。 おそらくc590でそのまま尾根を下ると送電線下の右に保守道があったと思われる。 下ったルートは笹が延びてこれをピストンするのはだるそう、可能ならば北尾根からの周回がお勧めである。          


<この後の 銀嶺山 はこちら>



          








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