恵山スカイ沢南西尾根〜海向山高原コース  618m〜569m (函館市)   ■Home
2016年5月22日 晴れ 恵山スカイ沢南西尾根ルート〜海向山高原コース メンバー2名   
5:50つつじ公園→7:05F2滝口→(8:50-8:05)恵山→10:00駐車場→(11:20-11:30)海向山→13:20つつじ公園 登り3:00/下り1:50 (休憩含む)

スカイ沢とは恵山の山頂直下に刻まれた涸れ沢でこの聞き慣れないルートを登った函館の坂口さんの情報を元に出掛けてみる。 両岸の崖尾根を登り下りする予定だが折角なら同行者未踏の海向山とセットが良かろうと思う。

前日(泣面山・三森山・古部岳)の三山を終え、コンビニとスーパーが近い道の駅にテントを張った。 夕日が恵山に沈み、今朝は海からのご来光にウキウキしながら身支度を進める。 現地はつつじ祭りが始まってちょうど見頃を迎え、まだ閑散としたつつじ公園の駐車場を出発する。 遊歩道を登って適当にシカ道を使い、エゾイソツツジが咲く開放的な右岸尾根(西尾根)に上がった。

尾根からはスカイ沢の源頭(写真下)と眼下に深い峡谷(写真左)が見え、適当な斜面から谷に下った。 F2まで峡谷の中を下って行くとちょろちょろ水が流れ、 口に含むと酸っぱいのでこれが訛ってスカイ沢になったのだろうか? そして滝口に到着、木に掴まりながら下を覗くのが精一杯で高さは50m位はありそうだ。 新緑の向こうに海が広がり、下北半島が見えていた。

F2からすぐスカスカした左岸尾根(南西尾根)に取り付く、イタヤカエデのつるんとした木肌が手に優しくこれを掴みながら急斜を登る。 尾根上は背の低い笹と草地が広がり、岩場が近づくと高山植物の草地となり日本庭園の佇まいを見せる。 後ろには太平洋が広がり何とも良い景色だが二人とも体調不良で一向にペースが捗らない。

岩尾根はなかなか迫力ある景観で岩塔を捲こうか直登しようか迷いながらほぼ尾根上を真っ直ぐ進む。 一応ザイルを携えてきたが使うような場面もなく足場が割としっかりしてぐいぐい登って行く。

恵山は数回目だが全く別な山に来た感んじでピークに到着した。 低山ながらゴツゴツした岩陰にコメバツバザクラ、ガンコウラン、ミネズオウなどが咲いている。 海向山とその右奥に古部岳を眺め、荒涼とした風景の権現堂コースをショートカットして下った。

中腹の高原駐車場から海向山に向かってすぐ冷たい清水が湧き出ている。 これをペットボトルに詰め今回は左回りで周回する。 海向山はドサンコ馬のイメージだったが整備されて清々しい山に変わっていた。 山裾を大回りして急登が始まるとニシキゴロモやイワカガミ、ハクサンチドリなどが目を楽しませ、ほどなく平坦な山頂に到着する。

山頂はぱっとしない展望で木の間に隣の古部岳が見えるだけだ。 下りはシラネアオイの群落を愛でながらこんな登り返しあったかな?右周りの方が良かったかと思いながら小ピークを越える。 さてつつじ公園には恵山展望台から西尾根を下る予定だがこの暑さの中での登り返しはちょっとうんざりだ。 たまたますれ違った登山者の後を追って海向山の 新ルート「高原コース」からつつじ祭りで賑わう駐車場に戻ることができたのはラッキーだった。

<昨日の三山目 古部丸山 はこちら> 


          

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