大麓山〜トウヤウスベ山  山スキー  1445.8m・1400m  地図はこちら  ■Home
2007年2月16-17日  麓郷ルート メンバー4名
麓郷7:50→林道口8:20→徒渉9:05→大麓山12:05→トウヤウスベ山12:50→大麓山13:42→麓郷15:15 (休憩含) 

富良野の麓郷と原始ケ原を裾野とする両山は共に登山道が無く遠い山である。 以前、大麓山から眺めた十勝連峰の大展望が素晴らしくすぐ手前にある山がトウヤウスベ山だと知った。 冬に原始ケ原から一泊で登ると趣があるらしい。 今回はko玉氏のお誘いを受け麓郷から大麓山経由の日帰りに同行した。

最上部の林道を大麓山に向う、陽射しが強い      トウヤウスベ山が山頂から小さく見える     まさに北海道のへそ!トウヤウスベ山は遠い

2月16日(金) 夜行し「北の国から」でおなじみの麓郷を過ぎた富良野ジャム園に集合する。 流石に敷地内での車中泊はどうかと思い、手前の林道口に移動して安着祝いする。 メンバーはko玉氏・北見ku氏と初顔合わせHa山学会ku嬢である。

2月17日(土) 腹ごしらえして少し戻った牧場の終端からスタートし鹿柵ゲートの中に入る。 ポン布部川には木で作られた砂防ダムがあり等間隔に並んだ木杭に雪の帽子が面白い。 白鳥川沿いの林道を1時間程歩きそろそろ対岸に渡らねばならないが川はずっと開いたままである。 頼りないスノーブリッジを探しほっとすると更に奥に本流があり冷や冷やしながら倒木のブリッジを渡った。 小鳥の囀りやキツツキのドラミングを聞きながら広大な原生林の裾野を登って行く。 手付かずの森には大木が目立ち低い位置にキツツキの穴を何度も見かけた。 途中で2度林道を横断しポコを巻く林道と最短で合流する。 日射しが強烈でまともに目を開けていられない程だがこんな時に限ってサングラスを忘れる。 鞍部から大麓山の稜線までは天然のスキー場のような疎林が広がっていた。 暖冬小雪でやや迫力不足のモンスターだが本当に気持ちの良い斜面である。 稜線からはハイ松のシュカブラを縫うように山頂に到着、標木が雪の上に飛び出していた。  
     
トウヤウスベ山頂、下ホロがぼんやり見える    大麓山を滑る、小振りのモンスター地帯を抜ける     1230前ピークのコルまで良い斜面が続く

標高差は僅かしか違わないのに大麓山からはトウヤウスベ山がとても低く見える。 シールを付けたまま斜面を下ると下ホロ、境山が懐かしい。 鞍部から見比べるトウヤウスベ山と大麓山は共に平べったい山で良く似ている。 風に吹かれた固い斜面を100mほど登ると平坦なトウヤウスベ山の頂で標識らしきは一切なかった。 山頂からの大展望は生憎の曇り空だが登頂した充実感で一杯だ。 大麓山の頂稜まで登り返すとあとは最後まで滑って帰ることができた。

<2004年の 大麓山 はこちら>

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