恵庭岳北東尾根 & 来馬岳  シュー1320m・山スキー1040m  地図はこちら  ■Home
2012年2月中旬
2/11 恵庭岳 曇り後晴れ メンバー5名 7:25駐車場→(12:00-12:15)恵庭岳→14:25駐車場
2/12 来馬岳 曇り時々雪 メンバー14名 10:05第一リフト発→10:50第二リフト着→(12:25-12:45)来馬岳→13:25センターハウス

駐車場の気温は-15℃でしたが恵庭岳の北東尾根に取付くと更に冷え込んでくる感じがしました。 30cmの新雪をスノーシューで進むと尾根の向こうに小さな岩塔が見えてきます。 灰色の空と相まって寒そうな風景に「適当に切り上げ早目に温泉もいいかな」といま一つテンションが上がりません。 ところが山頂が近づくとみるみる青空が広がるではありませんか!急に元気が出てきました。 凍てついたルンゼを登ると山頂部の崩壊が更に進んで念の為にザイル出しました。 狭い山頂から眼下に支笏湖が望まれ寒さも吹っ飛ぶようです。 と言いたいが先ほどから歯をガチガチ鳴らしてるメンバーもいるので早々下山することにしました。
                     




<2010年の 恵庭岳北東尾根 はこちら>



晴れの恵庭岳に気を良くしたまま幡渓ひかり温泉で行われた懇親会に突入しました。 ここは自炊用の台所を持つ昔ながらの湯治宿で手作りの岩風呂とレトロなカラオケルームが自慢です。 多人数で行われた宴会は大いに盛り上がり、 翌朝まだ若干の疲れを残しながらサンライバスキ一場へ向かうことになりました。          
          


         
          オロフレ峠のゲート開門を待ってスキ一場に着くと風雪でリフトの運行が危ぶまれました。 本日の計画はリフトを2本乗り継いで来場岳に登り、更に陵線伝いに1077mピ一クから滑降を楽しむ予定です。 このピークは通称バケモノ山と呼ばれる登別市の最高峰で過去に晩秋の尾根縦走で 立ち寄ったことがありますがスキーで滑るのは初めてです。 なかなか展望が良かった覚えがあります。
         
          リフトからストックを落としてしまったメンバーもいて 出発が遅れましたが何とか尾根に取付くことができました。 北風がもろに吹き抜けるので風下をトラバースして進むと、 次第に良い感じの広い斜面になってきました。 登るに従いどんどん急になりいよいよキックターンのままならぬメンバーが出始めましたが雪庇の陵線は目前です。 これを回り込んで登り切ると潅木の中に目印の鐘が目に留まりました。 めでたく全員揃って来馬岳山頂でバンザイ写真に納まります。
         
          ガスと風のためバケモノ山は中止し、登った尾根を滑降することにしました。 雪庇の下を注意してさっと通過すればあとは気持ちの良い疎林が広がっています。 元々カルルス温泉は降雨量の多さで有名な地域ですが雪の量もたっぷりありました。 しかも今日はしばれて上の方はふかふかパウダーが存分に堪能できました。
         
          この日は我々の他に2グループを見かけました。 地元を始め苫小牧や室蘭方面からも近く、手頃に深雪を楽しめる山として一押しのようです。 帰りに大滝に新しく出来た無料のふるさとの湯に寄ってみることにしました。 ところがオロフレ峠で猛吹雪に遭い素直に高速で帰れば良かったと後悔しきりです。 「ただほど高いものはない?」が骨身に泌みました。 ここは洗い場が数ケ所あるだけのこじんまりした施設ですが源泉掛け流し、 綺麗な休憩室もあって来た甲斐がありました。




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