三ノ山〜二ノ山〜一ノ山〜ゼロの山 587m,791m,858m,743m (南富良野町・富良野市)  ■Home
2016年1月17日 晴れ時々曇り メンバー3名 樹海峠ルート 11.2km
7:35樹海峠→8:05三ノ山→9:20二ノ山→(11:00-11:20)一ノ山→(12:50-13:10)ゼロの山→13:35森林公園  (4:00 休憩含)

一ノ山から三ノ山は金山湖の北に並ぶ低山でその尾根続きにゼロの山があります。 数年前に登山道が設けられ夏山ガイドにデビューした山ですが1時間もあれば終わってしまうのでここだけでは足が向きません。 しかも話ではダニが多いらしいので登るなら冬に三ノ山まで繋げようと思っていました。

札幌を4時に出て森林公園に6時半に到着、そこから見るゼロの山は頭が薄く何となく愛着がわきます。 メンバーの到着まで下山口を偵察しに行くと除雪された良い場所がありました。 そこに一台デポして樹海峠に向かうと二ノ山が見え、そしてずいぶん小さくなったゼロの山に溜息がでそうになります。


忠犬ハチ公の碑からスキーで樹林の尾根に取り付きます。 手の悴む寒さですが風が無く真っ青な空と新雪に心が洗われるようです。 しかも靴が半分埋まるだけで春山のように歩き易く、古びた展望台に続いて程なく三ノ山「点名:雷山」に到着しました。 やけに早いなと思ったがまだ1/10しか進んでおらずこれからが本番、 ここまでスノーシューのトレースが延びていたが木で眺めは良くありませんでした。


二ノ山に向かうと時折り開けた斜面から展望が広がります。 幾寅の向こうにアンテナの落合岳とトマム山が見え、どんどん眺望が良くなって広域図を持ってくるべきでした。 気持ちの良い斜面にジグを切って到着した二ノ山(写真中)は木で展望いまひとつ、初めて姿を現した一ノ山がまだ遠く見えます。 サラサラの雪でシールを付けたままでは勿体ない斜面を下るとこれまで快適だった尾根に岩が出て急斜面をトラバースします。


一ノ山の山頂が近づくと左右に眺望が開け、こんもりした丸山と西達布川の景色が良く、 雲の中から真っ白な富良野岳と前富良野岳が顔を出してくれました。 そして緩やかな北尾根は春スキーが楽しめそう、景色の良い山なので登る価値はあると思います。


【一ノ山からの眺め】山頂は展望が開け、富良野に向かう国道沿いに集落や畑など長閑な風景が広がっています。 南方にはタケノコ山と社満射岳の眺めが良く、更にゼロの山(写真右)も見えるがまだ結構あるなぁという印象です。 西方に夕張岳から芦別岳の大パノラマを期待したが生憎雲の中でした。 一ノ山の下りでシールを外すとコルまであっと言う間で、そしてゼロの山が近づくと再び稜線に岩が出始めました。


【ゼロの山からの眺望】山頂の肩からはどっしりした一ノ山、763ピーク、ニノ山が団子三兄弟の様に並び、 金山湖の向こうに小さな狩勝山などが見えます。 雲が広がってきたが低山から見る金山湖の風景と登った山々の眺めに満足することができました。          


山頂にはスノーシューのトレースがあり、木の無い西方にデガイ眺望がありそうです。 ここまで飽きずに歩けたのは天気と展望のお蔭で一ノ山からは下りだったせいか割と早く感じました。 山頂下のオープン斜面はスキーであっと言う間、雪の少ない植林帯を抜けるとデポした車まで林道が延びていました。





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