湯内岳 645m 山スキー (余市町・古平町)  地図はこちら  ■Home
2012年3月中旬 曇り時々雪 豊丘中の川ルート メンバー4名
8:15豊丘浄水場→豊丘中の川林道→(10:40-10:45)湯内岳→11:55豊丘浄水場

湯内岳は余市町と古平町の境界をなす低山で、 隣の余市天狗岳からはなだらかなポコにしか見えないがピークを踏んでみたい山だった。 ユ・ナイとはアイヌ語で(温泉の川)を意味し、湯内川が流れる豊浜は昭和30年代まで鉱山で賑わっていた。 そこで採掘された銅や鉛の鉱石を一山越えた豊丘の選炭場までケーブルで運んだというから驚きである。

          

   
         
余市に入ると湯内岳が暗い雲に隠れさっさと山行を終わらせてしまいたい気分だった。 出発地の豊丘はりんごや葡萄畑が広がってのどかな風景を見せているが車の置き場所が無く困ってしまう。 さてどうしたものかと思っていると遠くに派手な施設が目に留まった。 先ほど駐車を断られた宗教団体の関連かも知れないが、取り合えず行ってみると町の浄水場で何てことなく一件落着である。 建物の裏手から中の川左岸に延びる林道を暫く歩き、沢形から破線の作業道が記される尾根に登った。 この尾根は思ったより広くて歩き易かったが、 横風をまともに受け真冬並みに寒かった。          

          
         
          

   
         
時折吹雪かれながら斑な潅木の尾根を進むと、 先を歩くメンバーが「いまモービルの音がした」と言うが、フードを被ってるせいか風の音しか聞こえない。 それにしても緩やかで単調な尾根だ、元気が良いのは行ったり来たり忙しいワン公だけである。 449標高点からはカンバの疎林で、たまに巨木が点在する雰囲気の良い尾根になる。 そして梅川林道を横切ると忽然とオープン斜面が現れ、こんな所があったとは望外の喜びである! 急斜面にジグを切って登ると平坦な山頂台地で、GPSと地図を見比べピークを定めた。 木に囲まれ見通しが効かず初ピークを踏んだ感慨も湧かぬまま山頂を後にした。          

          
         
          

   
         
疎林の滑降は楽しく、特にオープン斜面は文句なしである。 梅川林道に差し掛かるといきなりモービルが現れてビックリしたが 「この山で人を見たのは初めてだがどこから登って来たのか」とスキーの我々に興味ある様子だった。 尾根は所々雪面が固く気を遣いながらの滑降だったが、 今まで元気だった犬が疲れて漸く足並みが揃った感じになる。 204標高点まで尾根を滑ってから中の川林道に下るとすんなり車に戻ることができてルートとしてはまずまずだったと思う。          

          
         
          

   
         
帰りに屋上のスペースシャトルが目立つ余市川温泉に寄りました。 銭湯料金で、館内に流れる歌謡曲が庶民的な感じのお風呂でした。 そして今回是非、寄りたかったのは駅裏にある「ファミリー寿しガーデンハウス」という店でした。 ここのお勧めは「まんぷくちらし」ですが「特大まんぷくちらし」なる名物があるとのこと。 腹を空かせて入ったものの平日のランチタイム限定でした。 代わりに食べた三色丼も結構なボリュームでしたがリベンジを誓い帰路に着きました。          

          
         






















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