四十三山(明治新山)  251m ヨソミヤマ(壮瞥町)  地図はこちら  ■Home
 2012年10月30日 曇り時々晴れ メンバー3名
 12:15湖畔公共駐車場→(13:00-13:40)四十三山→14:15湖畔公共駐車場

小春日和に恵まれた秋の一日、豊浦〜洞爺周辺のフットパスを4箇所巡り歩いた。 @小花井山(豊浦町) A岩屋観音と小幌駅(豊浦町) B四十三山(壮瞥町) C烏帽子岩(洞爺湖町)

四十三山(よそみやま)は洞爺サンパレスの向かいにある四等三角点の低山で 1910年(明治43年)の噴火で隆起し名付けられた山である。 洞爺方面の山を物色していたらたまたま界隈に7つのフットパスがあるのを知り、 四十三山もその一つになっていた。 一周4.3kmのコースは洞爺湖サミット(2008年)の際にジオパークを巡る散策路として整備され たもので何やら興味深い。

          

   
         
登山口がなかなか分からず一苦労したが、 何のことはない洞爺湖畔亭の道路向かいに立派な案内板が立っていた。 四十三山が昭和新山ならぬ明治新山だったとは・・湖畔の公共駐車場に車を止め泥流溝沿いの立派な遊歩道を出発する。          

          
         
          

   
         
ハンノキとミズナラの明るい木立の中に登山路が延びている。 周囲の景観に気を遣ったと思われる丸石の階段だが滑って歩き難く、 この石一個にいくら金を使ったんだとぶつぶつ言いながら登る。 四十三山の形成などを説明するパネルが設置され、休み休み歩くのに調度いい。          

          
         
          

   
         
それによると1910年(明治43年)の噴火では一帯に45個の爆裂火口が生じ 草木一本生えぬ荒涼とした地になったようだ。 100年以上経った今はすっかり樹木が茂って火口跡などに若干の面影を残すだけである。 洞爺湖温泉の源泉を汲み上げるポンプ小屋などを見ながら 路は途中どこからともなく車道と合流する。 最後に石段を登ると櫓のような展望台が立っていた。        

          
         
          

   
         
禿山も一世紀過ぎるとご覧の通り、 当時の写真を見なければここが草木一本生えぬ不毛の地だったとは知る由もない。 計り知れぬ地球のエネルギーを垣間見ると共に自然の回復力・生命力を感じた小登山だった。 風の無い小春日和の暖かさの中でまったりお腹を満たし次に向った。        


          
         
























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