源義経が津軽海峡を渡って蝦夷地に入ったという伝説は道南や日本海側の各地に多く残されているが十勝にも義経山があるので寄ってみる。
登山道は3本あって沢コースから登ろうと思ったら先日の大雨で通行止めらしく取り敢えず本別公園の登山口から出発する。
公園の一部のように綺麗に整備された登山道には階段が付けられベンチも置かれている。
樹林の中に続く一本調子の登りで展望もなくずっとこんな感じかと思ったら、途中の義経神社から枝越しに小さな義経山が垣間見え一休みする。
その先はアップダウンの細尾根で静山側の登山道と合流、柵やロープが張られた崖尾根の道を辿る。
頂上は岩崖の上にあり、崖下の百間長屋と源氏洞を通過すると長い鉄骨の階段が設けられていた。
これを登ると柵に囲まれた山頂だが展望は木が邪魔してぱっとせず本別の街の向こうに然別方面の山々が見えるのみだった。
また元のコースを戻るのも面白くないので沢コースを下ってみる。
かなり荒れて苔も流されたようだがさして危険な箇所もなく、低山ながら変化に富んだ山歩きを楽しむことができた。
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