札幌の最高峰余市岳も雲の中では登った達成感もあったもんでない。
家を出発して小樽の毛無山までは雲一つ無い快晴だったがなんと意地の悪いこと・・。
赤井川村まで車で約2時間弱、こんな所にと思うような豪華なホテルを過ぎゴルフ場の端を進む。
沢沿のデコボコ道を車で上って第2スキーリフト終点の広場へ、既にかなりの車が止まっていたが大半がタケノコ採りだった。
登山簿に記帳し出発すると、山頂付近に薄っすら雪渓が見える。
余市川の源流を何度か渡渉し途中で買ったプラムを洗う。
子供等は山で食べたこの味が忘れられないのかこのあとプラムが大好きになりました。
これから暫く見通しのないジクザク道を登ると、左にゴンドラ山頂駅が見えてきた。
ゴンドラは夏でも週末運行しこれを利用すれば山頂まで僅か1時間30分程で登れるそうだ。
このゴンドラコースとの合流付近が見晴台で、そこからコルまで一旦下るが残念ながら雲の中に入ってしまう。
湧き上がった雲が稜線の風で吹き飛ばされている。
コルから先は雪の泥んこ道で登り難い、一面のハイ松が山頂まで覆いもうすぐって感じだ。
山火事の跡を越え花畑の山頂に着くがそれどころでなく、強風から逃れハイ松の陰で昼食を食べるのが精々、寒くて退散です。
子供の感想は「雲の中の苦行」で「余市岳」と言ってもピンとこないが「頂上でプラムを食べた山」とか「帰りに赤井川で牧場ソフトを食べた山」って言えば
『ああ!あの山』って覚えています。
やはり札幌で一番高い山だからその眺めを楽しませたかった。
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