(安瀬 ヤソスケ)難読な名前だが点の記にはヤススケと書かれている。
ソもスも訛りの範疇かと思うがそれはさておき無雪期に一度登ったきりなので展望を狙いスキーで滝の沢からを予定した。
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雪の消えかけた濃昼山道を未練たらしくシートラするが沢は既に開いていた。
滝の沢は別名(馬鹿臭い沢)とも言ったらしいがスキーはただの歩荷訓練だったと諦める。
スキーをデポしてツボで進むと狭い沢中に古いスキーのトレースが出てきた。
やがて雪はびっしり埋まり、しかもサラサラした新雪が積もってもう少し早く来れば良かったなと少々悔しい。
590ポコからは視界が一気に開けて禿げ頭の山頂が見え、ここでワカンを履く。
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たまに小さな雪庇や割れもあるが尾根は広く、進む程に展望が広がる。
慰めにもならないがアップダウンの尾根はワカンかシュー向きで、スキーで来るなら山頂東尾根からが良さそうだ。
ともあれ快適に歩を進め、小さなピンテが結ばれた山頂に到着した。
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さすが一等三角点の眺望ですぐさま山座同定に勤しむ。
北に愛冠、飛散岳、濃昼岳、円錐峰、北の別狩が見え、暑寒別連峰は雲に煙っている。
東には南の別狩らしき山並みと神居尻、ピンネ、隈根尻、更に三角山の尖がりまで見てとれる。
南のポコの上は支笏湖〜札幌〜積丹の山々だろう。
以前は藪越しの眺めだったが漸く安瀬山の展望を得たりという気分である。
厚田といえば朝市だが冬場はやってないとのこと、浜のかあさんに教えて貰った店のホヤが安くてうまかった。
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<2010年の 安瀬山(沢登り) はこちら>