北東面沢〜止別岳〜北西面沢 (日高町)1381m  地図はこちら  ■Home
2012年9月29日 曇り後小雨 メンバー3名
8:15八ノ沢出合→(10:30-10:55)止別岳→12:30パンケヌーシ川出合→林道→12:50八ノ沢出合

「止別岳」なかなか難しくて読めない山名だが 小清水町に止別と言う駅があるので自然に「やんべつだけ」と出てくる。 はたしてこれが正当か確かでないが一緒なら由来も(ヤム・ベツ 冷たい・川)となり、 この山の何処かに冷たい湧き水が流れてるのかも知れない。 週末ぱっとしない天気なのでどこか軽く登れる山を物色すると、 すぐ思い浮かんだのがペンケヌーシ林道とチロロ林道の界隈で唯一未踏の止別岳だった。 標高差400mほどとかなりお手軽なこの山で一汗掻いて芽室小屋へ移動、 明日は本命1654m峰の沢登りという算段である。

パンケヌーシ川に掛かる林道の橋は崩壊していた   何も無い沢かと思ったらすぐに一枚岩の滑が現れた  人が殆ど入らないのかふかふかした苔が鮮やかである
早朝札幌を出発、天気は昨日よりましだが不安定なままだ。 パンケヌーシ林道を進んで六の沢を過ぎるとすぐゲートがあり、 そこから八ノ沢までは歩いても知れた距離だった。 八ノ沢林道に掛かる橋は見事に崩壊し、 そこから踏み跡程度の林道を辿るとこれまた細々とした北東面沢が流れていた。 殆ど人が入らないのか石に付いてる苔がとても鮮やかである。 滝など無い沢に思えたが登り始めてすぐに一枚岩の滑が続いて気を良くする。 この滑と小滝に気を取られc1130の分岐を左に入ってしまい30分ロスする。 右俣に戻ると、えっこれが本流なの!って言うようなしょぼい渓で小さな滑と苔滝があるのみだった。 やがてc1230二股の左にピンクテープが下がり? たぶん左が正解だろうと思いつつ地図を見ても納得いかず右に進んだ。 すぐに沢形が消え30分の笹を漕ぐと標識と三角点のある山頂に到着する。 生憎の雲り空で対面にペンケヌーシ岳が見えるのみだが本来の展望はもう少し良さそうな感じだった。 帰りに北西面沢を降ろうと何度も方向を確認したにも拘わらずまたチョンボ、 南西よりに数十m下ったところで間違いに気付き小尾根を乗越して北西面沢に入った。 この沢も苔がすこぶる綺麗だったが滝が一つも無く、途中からブル道が入っていた。 遡行の楽しみは二の次、三の次いう感じの山だったがマイナーな初ピークを踏んだ満足度はそれなりに高かった。

生憎の曇り空、低い這松と笹の似合う質素な頂だった   樹林の間から唯一ペンケーヌーシ岳が望まれた   下降の沢も苔が綺麗、途中美味しい湧き水で喉を潤す


















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