木無山〜八内岳 725m〜943m ツボ (共和町・古平町・仁木町) 地図はこちら   ■Home
2011年4月下旬 曇り時々晴れ ヤチナイ林道ルート メンバー4名
6:00ヤチナイ川林道→(7:50-8:00)木無山→(9:15-9:20)八内岳→10:50木無山→12:30ヤチナイ川林道  休憩含

積丹半島の付け根に位置する八内岳は半島を縦断かつ横断する山脈の起点となる山である。 なかなかどっしりした一等三角点の山だが登山路が無く藪を漕ぐか残雪を踏んでしか登れないのが残念だ。 積雪期のルートは幾つか考えられ稲穂トンネルから分水嶺を辿るのも面白いかと思うが 今回は三等三角点の木無山(ケナシヤマ)とセットで登ってみることにした。
          

   
         
共和町発足から写す。 砕石場の上の端正な山が木無山で左奥に白い八内岳が見える。 溜池の先でヤチナイ川に架かる橋が決壊して車をデポし、雪解けの進む林道2kmを長靴で出発した。 歩き始めて早々道脇にエゾエンゴサクとカタクリの花、そうなればきっとある筈だと足を止め斜面を探すとあるわあるわ気もそぞろに先を急ぐ。           
         
         
                       
砕石場の跡を通って300m二股から小尾根に取付くと南面で藪が出ている。 取付いてふと足下の斜面を見るとここにも一面に可愛い葉っぱ達が・・・帰りに採ってやるから待ってろよ! ほんの数十m藪を登るとあとは程よく締った雪がびっしり繋がっていた。           
         
                       
やがて左から木の斑な標高尾根と合流する。 緩やかで歩き易い尾根を登ってゆくと白い頭の木無山がどんどん近づいてきた。           
         
                       
木が全く無い山頂からは三等三角点以上の眺望が得られ徳した気分である。 高い山が雲に隠れているのは残念だが岩内と共和の町の向こうに日本海が広がりすこぶる開放的な眺めだった。           
         
                       
広い尾根の先に見える筈の八内岳は雲に隠れたままで、 尾根上には30cm程もあるでかい熊の足跡が延々と続き、雪庇を越えて行ったり来たりしていた。           
         
                       
直下の標高800m位まではスキーでも来れそうな尾根だったがそこから上はちょっと急である。 八内岳の山頂も木の無い平らな頂きで展望を期待したがガスで何も見えなかった。           
         
         
10分ほど下った所でお昼にすると何とお日様が顔を出して山頂がクッキリ見え出した。 既にお腹が一杯で再び登り返す気力はなく往路をテクテク戻った。 ここから見る木無山はなかなか良い山である。
          
              
         
         
尾根の途中で八内岳から稲穂トンネルへ続く山並を見ることができた。 隣の無名峰859mがやけに目立っている。 山頂からの展望は得られなかったが初ピークを踏め満足だった。
          
              
                 
                    
少し良くなった木無山からの展望、 晴れていれば羊蹄山、ニセコ連山、積丹方面の山々が見渡せそう。 林道には福寿草が咲き、お土産まで頂いて嬉しい山行だった。           

<2016年の 岩平峠〜八内岳再訪〜三角山 はこちら> 

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