2012年12月22日 曇り時々雪 メンバー3名
9:10礼文塚川林道→(12:35-12:45)和宇尻山→13:35礼文塚川林道
和宇尻山(ワウスヤマ)は春香山の北に連なる双子のような山で、
共に小樽市にあると思っていたが分水嶺を境に小樽と札幌に分かれていたのは意外である。
この山に夏道はなく、春香山を登るついでに寄ってみようと思っていたが潅木の煩しそうな斜面を見るとなかなか足が向かない。
天気の悪い日にこの山を思い浮かべたのは失礼だが、
礼文塚川林道から緩やかに延びる尾根をスキーで辿ってみることにした。
途中までホーストレッキングのトレースを使わせて貰う 気持ちの良い斜面もあるが概ねスノーシュー向きだ 展望の無い山頂、春香山に寄るのを止めて下山する
待ち合わせのオーンズスキー場に向かう途中、銭天の奥に丸い山が見えてくる。
今まで春香山だと思っていたが位置的にどう見ても和宇尻山である。
新たな発見をしたようで嬉しい。
奥の駐車場から道が延びてるので試しに登って行くと乗馬クラブの二俣で行き止まった。
なんとぴったり礼文塚川林道の入口だ、しかもトレースまで延びて幸先が良い。
除雪回転場に車を止め身支度を始めるとシバ犬(チビと名付ける)がずっと様子を伺っている。
吼えられる前にそそくさと出発すると追っかけて付いてきた。
ツボで歩いたトレースにしては何となく変だ?すぐ乗馬クラブの散歩コースだと気付く。
チビが自慢げに先頭を歩くので彼のテリトリーの様だが、
所々に馬糞が落ちているのは余計だった。
けどトレースがあるだけまし、どこまで続くのかと思ったら1kmも行かずに終わってしまった。
そこからくねくねカーブする林道をショートカットしながら緩い斜面を登って行く。
ラッセルを覚悟したがそれほど沈まず、
身軽なチビは兎のように飛び跳ね一向に戻ろうとしない。
開けた植林地を越え再び林道を横断すると少し潅木の煩い斜面になってキックターンを繰り返す。
・659の尾根は思ったより広くだらっとしてるがトドマツの風倒木が目に付いた。
天気のせいか?元々なのか分からないが眺望を諦めて登るしかない。
急斜面を越え頂上台地に出てから長く感じられ、
山頂と思しき場所まで来たがテープが垂れてるだけで山頂標識は見つからなかった。
シラカバとトドマツに囲まれ眺望得られず、チビとお弁当をご馳走になり早々引きあげた。
まだ小潅木が埋まり切ってないせもあり快適な滑りに及ばず、
どちらかと言えばスキーよりスノーシュー向きだった。
林道が近づくと何処からとも無く賑やかな声が・・・
スキー場の放送かと思ったらハイキング中のグループで知った顔がいた。
林道はそこそこの傾斜で車まで一気に滑れるが、
馬糞を踏まないようにトレースの脇を滑ったのは言うまでもない。
眺望の確認とチビに会いに再訪してもいいかなと思わせるお手軽なルートだった。