2008年7月上旬 曇り メンバー4名
雲知来内沢入渓6:50→c500二股7:50→雲知来内岳岳(10:50-11:05)→c500二股13:45→入渓点14:50
二股過ぎに現れるF1を登るS庭氏 三段の滝も近づくと中を行けそうである 私は水中を登ったがどちらが楽だったかな
メンバー(S庭、Y内、T田智、S原) 雲知来内沢川から山頂を踏み同左股を下降する。
4時S原車に迎えに来てもらい6時半千栄に到着、貯水池横の林道に車を止め身支度する。
空は曇りで雨は降りそうもないが気温が高いとの予報である。
ブル道から小さな小川と言う感じの本流に入り砂防ダムを幾つか越える。
何も無いダレた沢を1時間ほど進んだ二股で一本入れ右股に入って少しするとc680で10m超のF1となる。
見た目より意外に難しいと言いながらS庭さんがボロボロと岩を払いながら登りすぐ後に続く。
一旦、木の上に立ってぬめったホールドを探りながら上がるとS庭さんが岩で指を切ったと言う。
前にもこの沢で指を負傷してる彼に「偶然と言うより因縁じゃない?」と冗談を言いながら後続へザイルを出した。
谷は深まり見覚えのある三段の滝になるが下降した時の印象ほど険しさはなく中を行った。
小滝が続き何れも直登するが唯一5m程の小滝を右から低く巻く。
沢にガレ石が積み重なってくると伏流し1L程汲んだが暫く登った先で復活した。
久々に暑い沢日和となり汗が止まないたぶん下界は30℃近いのではないだろうか。
次第に低い笹薮で覆われた沢型を詰めc1100から若干右方向に笹薮を漕いで山頂を目指した。
高みに向かい尾根に出ると直ぐ先に木に結ばれた赤布を見つけその下に二等三角点が置かれていた。
虫が煩わしく長居も出来きず復路の北面の沢に向け尾根通しに歩き出す。
こちらの方が笹薮が濃くしかも急で尻餅をつきながらの下りである。
なかなか沢型が現れずc950で漸く水が流れるとc900二股よりはっきりした沢型となる。
特に大きな滝は無いものの滑りそうで慎重にクライムダウンして下降を続ける。
短い沢ながら登り下りとも結構な時間を要しやはり二股から車までが長く感じる。
沙流川温泉で汗を流し皆が待つ楽古山荘へ向った。
ヌルヌルしてるが何れの滝も登れ面白い 笹が刈られすっきりし三角点がすぐ目に留った
2005年6月中旬 曇り時々雨
総時間7:35(休憩含まず) 標高差780m
北東面沢出合6:25→雲知来内岳山頂(10:05-11:40)→雲知来内沢出会15:30
道内どこも雨予報の中で北日高方面が一番ましなので行く場所を探す。
以前から気になっていた不思議な名前の雲知来内岳にパンケヌーシ川支流の北東面沢より登ってみることにした。
ここは沢の流域が狭く少雨なら問題なさそうである。
あたりまえだが山名のウンチキナイをウンチキタナイって読んではいけない。
パンケヌーシ林道に入りすぐ4号橋に着く。沢に降りると全体にゴミっぽく滝らしい滝もない沢である。
蕗、コゴミ、ヤチブキ等を戴きながら沢を詰めていくとc780で二股となり右から8m程の滝が現れる。
本流は右だが直登は無理なので左股を登って小尾根を乗越し沢に戻った。
降りた斜面がこれまた行者ニンニクの畑で時間を忘れて頂戴する。
北東面の沢のため上には雪渓が残りそれなりに時間が掛かった。
薄い笹薮を一時間弱で木が生い茂った山頂へ到着し雨避けにツエルトを張る。
帰りは西に向かって僅かな藪を漕ぐとすぐ雲知来内沢の源頭となった。
c800付近から小滝が続き6mの滝が3段になっていた。
このすぐ下c700で15mの大滝が現れ懸垂で雪渓の渕に降りる。
雲知来内沢の方が沢相は綺麗だが崩壊が見られ浮石も多く注意が要る。
500mの二股を過ぎやがて大きな砂防ダムの左岸を過ぎると作業道となる。
たぶん晴れても展望は無さそうだろうが一度登ってみたかったので満足である。
入渓した車まで長い歩きを覚悟したがメンバーの知恵が働き楽させてもらった。
北東面沢・上流部 北東面沢・c780二股の8m滝 鬱蒼とした山頂で山菜料理
北東面沢・中流部 北東面沢・高巻きとネギ畑