姨失山は一等三角点の山だが登山の対象にならず、訪れるのは物好きか三角点マニアぐらいではないでしょうか。
近くを流れるオバウス川(アイヌ語で浅い川)が山名の由来で姥捨て山のイメージがダブってちょっと面白い名前です。
何処かの序にと思っていたがなかなか行く機会がなく気になっていました。
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石油沢の林道はゲートが開いていました。
そう言えば同じ山域の佐主岳にも石油沢ってのがあったがこの辺で石油が採れたのだろうか。
林道の道案内はこの山が二度目のhiroponにお任せ、結構気に入ってるみたいだ。
前に沢形を登ったら山頂に道があったと言うので林道を少し進んでみたところ地図にない道が延びていた。
車でも登れそうだがあまりにも登山にならないので歩くことにします。
道脇にはまだ秋の花が咲いているが涸れたオニアザミの方がこの山に合っているような気がする。
そしてポコを越えた先に小さなピークが見えてきました。
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直下で林道を離れブル道を辿ると笹藪の中に三角点がありました。
展望はないが一等三角点だから昔は良かった筈です。
木の無い北端に回ってみると眺望が少し開けて傷だらけの禿げ山が痛々しく、晴れていれば夕張山地の眺めが良さそうです。
林道で見掛けたこの木は山椒で、黒い実を噛んでみるとなるほどウナギの蒲焼にかけるあの香りが広がります〜一つ賢くなりました。
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山頂北端から西方の眺め。このポコポコした山は勇払丘陵と呼ばれ、似たような高さの低山が囲んで他の山から姨失山を見分けるのは難しそう。
ずっと奥に馬追丘陵が連なり、更にコンビナートや発電所、太平洋など静かな風景が広がっていました。
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<本日三山目の 笹山(アンテナ管理道路から) はこちら>