週末は道北の岩尾岳をメインに据え、前日に手頃な登和里山と砥割山(アイヌ語で水ぬるむ・生ぬるいの意味でどちらもトワリヤマと読む)を予定した。
登和里山は去年たまたま道道から見掛けた山だが山裾に広がる長閑な牧場と尖った山頂が印象的だった。
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この日の札幌は朝から強風で高速で一時吹雪かれたが3時間半で現地に到着した。
風は幾らか納まったものの山に雪煙が舞って寒そうだ。
道道沿いに一台止まってもしやと思ったら砥割山にスキーのトレースが延びていた。
こんな日にこんな山に一人で・・稜線で交差するかもと期待しながら登和里山に向かって出発する。
橋から広い牧場に入ると沈降は脛程度、風に背中を押されながら40分で尾根に取り付く。
やや木が混む急尾根にジグを切って標高を上げると吹き溜りと波打つ雪面にペースが落ちる。
登和里山の山頂は(写真3枚目)展望が良さそうだったが残念、吹き曝しのポコにピンテが結ばれていた。
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風に打たれながらくねくねした雪庇の稜線を砥割山に向う。
目出帽とフードを深く被っても左の頬が痛く、やけに長く感じられる。
ポコを適当に巻きながら進むと後方に岩尾岳(写真左)が薄っすら見え、やっとこさ砥割山に到着した。
こちらも木の無い頂きで向かいに去年の糸魚岳が見えていた。
シールを外して漸く出てきたトレースを追うとちょっとしたオープン斜面があり、
また手慣れたルート取りであっという間に車に戻ることが出来た。
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<翌日の 岩尾岳 はこちら>