最近決まって週末の天気が悪く、そんな中で予報のましな樺戸山地の鳥越山を予定した。
アイヌ語の山名が多い道内に於いては珍しく和名で「渡り鳥」からきてるとか、麓の札的の集落から白く小さな頂が目立っていた。
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山頂はもっと奥だろうと思ったが今はスマホのカメラを向けるだけで簡単に同定できるらしい。
道路沿いの電柱は1/3が雪に埋まって頭のすぐ上を電線が垂れ、終端の廃農家は雪に圧し潰されそうだ。
前に沢登りで何度か通った林道の分岐を左に入り、途中2ケ所をショートカットしてc270で尾根に取り付く。
青空が広がって真っ白な雪とのコントラストにウキウキするも空知平野に雲が広がってしまった。
c350からの急尾根はスキーの不慣れなメンバーには少し手強い斜度だったようだ。
キックターンを重ねて登り切ると緩やかな広尾根でなかなか雰囲気の良い場所である。
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尾根の左は晩生内川の急な源頭で雪庇が張り出している。
風とガスで展望は既に諦めの境地だ。
このまま淡々と山頂かと思ったら直下は左右急斜面の細尾根で更に高さ2m程の雪庇が通せんぼしていた。
手前でスキーをデポし、雪庇を切り崩して登ると狭い頂に赤布が垂れていた。
展望狙いで天気の良い日に取っておいた山だが残念、流石にまだ3月の寒さで写真を撮ってすぐ下山とする。
尾根は割と木が斑でそこかしこに好斜面が見られ、ピークハントと春スキーに手頃な山だった。
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