富士形山〜徳富岳 トップダケ 637m〜928m  (新十津川町)   ■Home
2014年3月29日 晴れ 幌加ルート メンバー4名
8:00徳富川左岸道路225m→(10:00-10:20)富士形山〜(13:10-13:30)徳富岳→16:10徳富川左岸道路225m

先週の大滝山に引き続き静かな増毛山塊の中でも殆ど人の入ってない徳富岳(トック・プト 突き出た・川の入口)を狙う。 この山域に詳しい道北ヤブ山日記のO氏が富士形山(点名:ミナネノボリ 台地のような山)を経由して登ってるのを知り、 二ついっぺんに初ピークを目論んだ。 取り付く道路は先週下見済み、あとは好天を願うのみである。
                    

  
          
嬉しいことに晴れ予報だ、札幌から真新しい当別ダムを通って待ち合わせ場所に到着する。 広い畑の向こうに富士形山が望まれスノーシューの跡が延びていた。 富士形にしてはあまりに平べったい山容で後ろの察来山の方がよほど富士山らしいが、 道内に18座ある富士の一つだから文句も言えない。 先行者は林道からでも登る積もりか左に向い、 我々は山頂を目指して真っ直ぐ南尾根に取り付いた。 白樺の多い斜面を登ってまずは中腹にある送電線の鉄塔を目指す。
                    

  
          
暑くて下着一枚になるがそれでも汗が流れる。 林道を横切ると上はスキーが楽しめそうな疎林で丸い山頂がどんどん近づく。 そして呆気なく平坦な頂上に到着、 木が邪魔してすっきりした眺望はないが神居尻山とピンネシリ山がとても大きく望まれた。 肝心の徳富岳は意外なほど遠く、核心と思われる上の斜面が黒くなってるのが気になる。





山頂から緩やかな西斜面を滑って490mの林道に向かう。 開けた斜面から徳富岳の眺望が良く、稜線に上がる斜面をまじまじと目で追う。 左には奥徳富岳が端正な姿を見せ、右にカチッとした唐尻山(三等:トーシリ)833mが望まれた。 さて徳富岳へは一旦沢の源頭まで下る予定だったが小尾根伝いに辿ってみることにする。

                    

  
          
519の北を巻く林道に出るとスノーシューの跡があり手堅く尾根から徳富岳に向かっていた。 これと別れワッカ川の源頭斜面をトラバースすると今にも雪庇が崩れそうで感じが悪い。 帰りは沢ルートにしようと思いながら尾根に戻ると上から先行の二人が降りてくる。 まさかこの山で人に会い先にトップ取られるとは思わなかった・・我々より2時間ほど早い出発とのことだ。 再びトレースと別れ気になる稜線下の斜面に向かうと560mで崖と崖との間に雪庇の弱点を見付けこれを越えた。




稜線に出て小さくなった富士形山(左)を見下しほっと一息つく。 やれやれ富士形山と右のピークとの間に尾根があってなかなか複雑な裾野だ。 この尾根と稜線に至る雪庇の斜面が徳富岳へのアプローチをネックなものにしている。

                    

  
          
徐々に開ける展望を楽しみながら稜線を辿ると富士形山と鷲峻山がはるか下になり、 間もなく完成する徳富ダムに大きな橋が架かっていた。 稜線には雪庇が張って所々に大きな亀裂が入っている。 はたして帰りに下降する700mの斜面がどうなってるか気になったが、 ちょっと覗いてみると何とかなりそうでほっとする。

                    

  
          
西尾根が合流する914ポコに登るとスノーシューのトレースがそこで引き返していた。 山頂はもう一つポコを超えた目と鼻の先なのに展望が良いので勘違いしたのだろうか? 奥徳富岳に重なる群別岳が少しずつ姿を現し、青空のもと山頂展望が待ち遠しい。 先を急ぐように登り切って平坦な徳富岳の山頂到着した。




立ち木一本ない山頂からはため息が出るほど雄大な景色が広がっていた。 白く美しい高みは南暑寒別岳で奥に暑寒別岳の頭が重なっている。 その右は雨竜沼湿原で手前に緩やかな台地状の群馬岳が望まれる。 端正な奥徳富岳の裏に群別岳や浜益岳などが隠れてるのが残念、 目を凝らすと地来岳の横に薄っすら黄金山が見えていた。

                    

  
          
最近こんな好天も珍しい。 奥徳富岳(昔の尾白利河山の方が良かった)をズームアップするとその横に道内5大鋭鋒の一つ群別岳が天を突き、 その手前には先週登った大滝山が済まなそうになだらかな山容を見せていた。 さて名残惜しく914ポコまで戻ってシールを外す。 稜上のスキーは雪庇とクラックさえ気を付ければそこそこ快適であっという間に標識を付けた750mに差し掛かった。

                    

  
          
稜線の横っ腹から400mほど下のワッカウエンベツ川源頭まで滑り降りることとする。 下に雪庇と崖の無いのを確認して斜面に入ると足元から薄いザラメが雪崩れてゆく、 黒い崖下にはデブリも見られあまり感じの良い場所ではないが転ばぬよう気合を入れて滑降する。 雪が重く滑りは楽しめないが流石にスキーは早く、あっという間に静かな源頭に達した。 そこから100mほど登り返し、林道を滑ってルークシュベツ川沿いに戻った。





無事広い畑に帰還、なかなかスリリングで登り応えのある山だった。 徳富ダムが完成して湖岸の道が使えればもっと楽なアプローチが可能になるかも知れない。 程よい疲労感と達成感の中、朝方は霞んでいた壮志岳と樺戸山地の山々に見送られそれぞれの家路に向かった。



















































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