トマム山〜落合岳 1239m〜1166m 山スキー(南富良野町) 地図はこちら   ■Home
2011年3月下旬 快晴 メンバー3名
9:00スキー場→9:15トマム山頂駅→(9:50-9:55)トマム山→(12:30-12:50)落合岳→13:25金の沢600m→14:40トマム971m肩→15:00スキー場

トマム山はスキー場のあるリゾート地として有名だが一度は登ってみたい端正な山である。 どうせなら隣の落合岳にも足を延ばしたいが施設内からの登山は禁止されハードルは高い。 当初はこの二山の間にある金の沢沿いの林道をアプローチに考えたがスキー場に願い出て何とか許可を得ることができた。 ゴンドラを使ってトマム山から落合岳へ縦走し落合岳の南斜面を滑降してトマムのゲレンデに登り返す。 一石二鳥を目論むがどうなるか?冬の尾根歩きにはもってこいの予報で楽しい山行になりそうである。
          

   

9時のゴンドラ一番乗りで一気に山頂駅へ、駅の上には展望台が設けられ1500円で一般客が容易に日高の展望が楽しめる。 そこから30分ほど登って狭い山頂に到着すると佐幌岳から芽室岳、更にチロロ岳まで北日高の山並みが一望された。 労せず頂を踏むのは不本意だが900円でこの展望は安かった。
         
                 
             
トマム山の山頂からぐるっと湾曲する尾根の先にアンテナの建つ落合岳が見える。 僅かな標高差だが随分低く感じられここから5kmもあるようには見えなかった。
         
             
その右奥には南から延びる日高山脈が終焉し、末端の佐幌岳や狩勝山など尖った山々が見える。 そして帰りに登り返す予定のトマム山の東尾根には涎の出そうな好斜面が広がっていた。
         
             
さて落合岳に向って広い尾根を闊歩しよう。 右下の金の沢の源頭は何処もかしこも真っ白な開けた斜面が続いて目を見張る。
                 
             
左には夕張岳から芦別岳の山並みが続き、中ほどに夕張マッターホルンもくっきり見えている。 右も左もすこぶる良い景色で尾根歩きが全く退屈しない。
         
尾根の右に大小の雪庇が並ぶ。 岩頭を越えたりポコを巻く時に雪庇の通過が気持ち悪く、崩壊したブロックがまともに当たれば怪我は免れない。
              
         
             
金の沢の源頭を大トラバースすると落合岳がどんどん近くなる。 木立のないカールの様な地形を眺めながら一休みする。 狐の足跡が点々と延びてると思ったら何と早くも熊さんが歩いた跡だった。
         
アンテナ群の左に大きな雪庇が張り、十勝連峰と大雪山の眺めが良い。 十勝連峰を新得側から見るとまっ先に目に留まるのは主峰十勝岳ではなく決まって円錐形の下ホロである。 さてアンテナの一番先が落合岳の山頂のはずだが標識は見当たらなかった。
              
         
             
それでは落合岳の南斜面を滑降して戻るとしよう! はたしてどんな斜面かと思ったら直下より素晴らしいオープン斜面がずっと広がっていた。 締った雪の上に柔らかな雪がほどよく載ってターンが決まる。 下手すりゃブッシュの下りかと思っていただけに望外の喜びだった。
         
先ほどまでシール団子でブツブツ言ってた二人も大はしゃぎ、トマム山をバックにポーズをとる。 オープン斜面のあとは雰囲気の良い樹林帯を滑り抜けあっと言う間に金の沢に行き当たった。
              
         
             
開いた沢にブリッジを探してトマム山の陵線971mに登り返す。 この尾根もただ登るだけでは勿体無い程の疎林で、上のオープン斜面にはゲレンデから滑り降りたシュプールが一杯あった。 後ろの落合岳が遠くなり、このあとゲレンデを滑って終了する。 天気に恵まれなかなか面白い山行だった。
































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