徳舜瞥山〜上野牧場・再訪  1309m 山スキー (伊達市大滝)  地図はこちら  ■Home
2013年1月14日 晴れ メンバー4名
7:40上野牧場→(10:25-10:40)徳舜瞥山→11:35上野牧場

徳舜瞥山(トクシ・シュウシュペツヌプリ/アメマス・のいる水源の山)は隣のホロホロ山と双耳峰を成し、 遠くからも良く目立つ端正な山である。 一年を通して登山者が絶えず山スキーも楽しめると云うことになっているが 上はシュカブラに覆われ下は裾野が広く緩やかなのが玉に瑕である。 ただこの地域は冬に晴れることが多く、遮るもののない山頂からは素晴らしい展望を得ることができる。 久々にすっきりした眺望と下山後の温泉を楽しみに出掛けてみることにした。


                    

  

今冬の大雪も日本海側が中心で札幌から支笏湖エリアに入ると積雪が一気に減ってくる。 イチャンコッペ山や紋別岳の斜面に目立つ笹や黒い地肌に驚いたが 大滝に入るとまずまずの雪で一安心した。 上野牧場に着くなりやけに犬が吼えてるなと思ったらスノーシューの別パーティーが出発の準備中だった。 見覚えある毛むくじゃらの犬がよたよた近寄ってくる。 「お前、すっかり年取ってしまったな」 相変わらず人懐こいのは良いがうんこがそこらじゅうに落ちてるので踏まないように出発する。 登る尾根は所々木が混んでるが概ね疎林で朝日に向かって歩くのは何とも気持ち良い。 振り返ると尻別岳といつの間にか羊蹄山がその後にドカーンと控えていた。 小さかった徳舜瞥山の頂きも意外にペースの早いスノーシュー組と抜きつ抜かれつする内にどんどん大きくなってくる。 そして見事なモンスターのお出迎え! この調子だと久々にスキーで山頂まで行けそうである。
         



          

  

ところが樹林帯を抜け広大なスロープに差し掛かるとやけに潅木が目立ってるのに気が付く。 やはりいつもより雪が少ないのか? カリカリバーンはハイマツのシュカブラが酷くてまともにスキーで登れない。 快調に直登してゆくスノーシュー組を尻目に落とし穴だらけの雪面をツボで登った。 時々ずぼっと踏み抜くと岩が出てたりして気が抜けない。 いよいよカリカリになってアイゼン欲しいなと思いつつ幾分斜度の緩い夏道側に回り込んで山頂を踏んだ。
         



          

  

360度の大展望がこの山の魅力である! お隣のホロホロ山は勿論、羊蹄山とニセコ連山、特徴ある昆布岳、 洞爺湖周辺の山々とオロフレ山の左にカルルス山〜来馬岳の山並み、 ホロホロ山の奥に支笏湖周辺の山々、札幌周辺の無意根山、定山渓天狗岳も小さく見えている。 同時に出発したスノーシュー組は既にホロホロ山の直下に達し この日は完全にスキーよりスノーシューに分があった。 下りはどこまでも緩い斜面を一気に滑って車に戻る。 下山しての楽しみは大滝にある無料共同浴場「ふるさとの湯」だが 13時からの営業で時間つぶしに隣の物産館を覗いてみる。 野菜の少ない時期に安い越冬キャベツが嬉しい。 温泉でさっぱりして名物の「きのこ汁」を食べ家路に着いた。
         

































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