十勝岳  2014春スキー 2077m  (上富良野町)   ■Home
2014年4月19日 晴れ時々曇り 白銀荘ルート メンバー5名
8:30白銀荘→(12:05-13:05)十勝岳→14:45白銀荘

GWが近づき北海道にもいよいよ春がやってきた。 週末は好天が予想されこれに気温が上がれば絶好の春スキー日和になりそうである。 厳冬期にはなかなか山頂を踏めない十勝岳もこの時期ばかりはスキーの楽しい山になる。 白銀荘の駐車場からすぐスキーを履いて出発できる手軽さがまた良い、 雄大な展望とロングで優雅な滑りを期待して出掛けることにした。
                    

  
          
1台で乗り合わせ札幌を5時に出発する。 8時過ぎ白銀荘に到着すると好天に誘われたか三段山に向かうグループなど結構な車の数だ。 今朝は冷え込んでまだ雪面が固く、前日のトレースを辿って富良野川に掛かる小さなブリッジを渡った。 前十勝の裾を進むと十勝岳が見えてくる。 嬉しいことに前回より遅い時期にも拘わらず雪が多く白い斜面が眩しい。 沢沿いに登って行くとすぐに一休みしている先行グループに追いつく、 このグループは山頂を目指すのではなくのんびり展望を楽しみながら登ってるという感じだった。





台地状の尾根からは下に避難小屋が見え、噴煙の上がるダイナミックな景観の中に気持ち良い登高を続ける。 やがて広大なグラウンド火口の中へ導かれるように入ってゆく。 隅々まで真っ白な雪に覆れ、大きなクレーターの中は後にも先にも我々の姿だけだ、 この時期にゼブラ模様が一つも無いのは珍しいのではないだろうか? 中は無風だったが一向に雪面が柔らかくならないのが気掛かりだ、 遠かった山頂がどんどん近づいてくる。
                    

  
          
グラウンド火口から夏道上に出ると雪面が小さく波打つ様にクラストしていた。 いつもならガリッと板を傷つける岩もちらほら出てるが今日は珍しく全て雪に埋まっている。 これで少し融けてくれたらなぁー、天気が良いのになかなか上手く行かない。 斜度が急になる1850mからはいよいよ山頂が迫り、頂稜に2名が取り付いていた。 ここでスキーとツボの二手に別れ、スキーは東の稜線から、ツボはアイゼンを付け夏道沿いに登った。 ほぼ同時に山頂に到着、何とつい先ほどまで青空だったのにガスに包まれてしまいがっくり。 それでも時折、雲の切れ間から下ホロ、境山、ニペ、石狩連山、トムラを見渡すことができまずまずだった。 特に雪をまとった十勝岳に初めて立った女子2名の感激はひとしおである。

                    

  
          
さてスキーデポ地でシールを外し、 ガリガリという程ではないがお世辞にも良いコンディションとは言えない斜面を下る。 1700m位からぼちぼち視界は戻ったがなかなか雪が柔らかくならず、 終盤は逆に重くなって閉口する。 今日はNちゃんに春スキーの醍醐味を知って欲しかったがたまたま気温が上がり切らず運が悪かった。 最後までボーゲンでさぞ辛いだろうなと思ったが下山したら満更でもなさそうな顔だったので少しほっとした。

<2008 十勝岳春スキー はこちら>



















































inserted by FC2 system