天塩富士  テシオフジ 1450m (士別市・滝上町)  ■Home
  2017年10月8日 晴れ後曇り メンバー4名 天塩川西面直登沢ルート
  6:10天塩岳ヒュッテ→7:05西面直登沢出合い→(10:20-10:45)天塩富士→13:35天塩岳ヒュッテ 登り4:10/下り2:50

前天塩岳から2kmほど北の稜線に位置する天塩富士は道内に二十ある郷土富士の一つで天塩岳の山頂から端正な姿を見ることができる。 初日に道北の未踏(ピヤシリ山と九度山)を終えて天塩小屋ヒュッテに泊まり、翌日は青空の予報に合わせてのんびり出発した。

前天塩岳コースを行き過ぎ、戻って西面直登沢と出合う。 しょぼい渓かと思ったが水量まずまずで石が滑って気が抜けない。 途中で気が付いたが沢の右岸・左岸に古い作業道が延びていた。 途切れ途切れだが沢中を進むより早い。 振り返ると谷間にラクダ岩に似た岩塔が見え、青空が広がってウキウキする。 淡々とした渓は1090mの二俣で水が涸れ、再びチョロチョロ流れる苔の沢筋を詰めると1300mから笹のトンネルになる。 どうやら雲の中に入ったようで展望は望めそうもない。

やがて中密度の背丈の笹が覆い、稜線手前からハイマツが出始める。 西斜面に点在する僅かな草地が救いだ。 やがて天塩富士のピークがぼーっとガス中に姿を現し、三角点も標識もピンテすらない頂を踏んだ。 ハイマツの枝に古いノコ目があり、たまに訪れる登山者がいるようだ。 風下の東斜面で暫し休憩する。 ニセカウ〜天狗の山並みとチトカニがふっと姿を現わし、紅葉に日が射してなかなか良い眺めだ。 眼下の国道が山の陰で見えず、凄い山奥にでも来たような静かな風景を堪能する。 ピークから適当に斜めに下って沢に復帰し、沢沿いの作業道を探しながら往路を戻った。



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