樽前山 (冬/スキー・つぼ) 1022m (千歳市・苫小牧市)  地図はこちら   ■Home
2013年12月29-30日 曇り時々雪 モラップルート メンバー7名
12/29 13:20樽前ゲート→15:25七合目ヒュッテ
12/30 6:55七合目ヒュッテ→(8:05-8:10)樽前山→(8:40-9:05)七合目ヒュッテ→9:45樽前ゲート

樽前山(タオロマイ 川岸の高いところ)は溶岩ドームを持つ三重式活火山、中腹より上に樹林が無く白く雪をまとった姿は殊のほか美しい。 年末年始は何となく遠出する気にならず安近短でこの山に一泊することにした。 暖かな山小屋で一杯やってあわよくばご来光という目論みである。



冬の樽前山は国道のゲートから小屋まで7kmほど歩くことになる。 あまり早く着くのも何なので13時待ち合わせとし、その前に多峰古峰山で一汗掻こうと言うことになった。 多峰古峰山はまだ笹が飛び出して歩き難く、山頂目前で 時間切れになったがとりあえず美味しくビールを飲む目的は果せた。 さて待ち合わせのゲート前は広く除雪され、しめしめ他にお客さんはいないようだ。 たっぷりアルコールを担いで新しいトレースをスキーで出発する。 1時間ほど歩き丁度中間の5合目分岐で一休み、ここからヒュッテまで残り1時間がやたら長くみんな無言になる。 それでも樽前山が見え出すとヒュッテは近く2時間5分で到着、 ドアが閉まっていたが裏口(横の扉)が開いてほっとする。 管理人は不在で中がほんのり暖かくストーブにコークスをくべ早々安着祝いを始める。 2階へ通じる戸が閉められていたので1階で雑魚寝、 鍋を囲んで暖かな夜を過ごすことができた。



翌朝、山頂での御来光に合わせ4時半に起きたら風と雪、すっかりテンション下がってふて寝を決める。 まったりしながらうどんを食し、ようやく重い腰を上げ薄明かりの中をEPで出発した。 夏道沿いに吹き溜まりもあるがまだせいぜい膝ラッセルだ、 やがて風不死岳が赤く染まり、森林限界を過ぎる頃に苫小牧沖の雲の際から御来光が上がった。 ここから冬の樽前山らしい登りが楽しめる。 雪が吹き飛ばされた斜面はクラストして何処でも好きなところを直登できる。 小屋からちょうど1時間でどんぴしゃ山頂に到着、 樽前名物とも言える強風に見舞われ立ってるのがやっと、簡易風速計で26mだった。 雪煙にご来光が薄ぼんやりしてちょっと幻想的な風景である。 視界不良時には要注意だがこの日は広大な裾野とおぼろげな支笏湖を眺めながらちんたら小屋に戻った。 さて林道の下りも一苦労だ、調子よくスキーが滑るのは出だしだけ、 斜度が緩くところどころ微妙な登り帰しもあって疲れる。 腹の周りの脂肪がちょっとは取れたかなと期待しつつ家路に向った。



























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