庄司山 ショウジヤマ 570m (函館市)    ■Home
2016年1月10日 曇り時々晴れ メンバー4名 桔梗尾根〜北峰周回ルート
7:15農道170m→8:25夏道出合い→9:25庄司山→11:10登山ポスト→12:25農道  (周回5:10 休憩含)

函館市内から横津岳の鼻の様に見え、子供の頃に何気なく眺めていた山の一つです。 20年近く前に取り付く道を探してこの畑に入ったら「熊が畑を荒らして罠を掛けたばかりだから危ない」 と居合わせた大勢の農家さんに止められ、それ以来なかなか機会が無く気になっていました。

函館に用事の序に登ろうと思い、急な連絡でしたが地元の3名(taoさん、wajiさん、yomogiさん)がメンバーに加わり心強い限りです。 夏道は大蒜沢の徒渉があるので左岸尾根の林道から入って北峰を周回しようと思ったところ、wajiさんが同じルートで廻ったことがあるとのことでした。 さて雪の少ない道南ですがこの一週間で一気に積雪が増え、 何処まで車で入れるかと思いながら現地に向かうとトラックの轍が畑の小屋まで延びていました。 そこに車を止めて身支度し、明るくなりかけた畑の中をスキーで出発します。 すると予報が外れたのか青い空の下、ご来光に染まる庄司山がどんどん近づいてきます。 今まで横津岳にくっ付くコブ山かと思っていたがこんもりした独立峰だったのは意外で taoさんの話によると山の生い立ちは横津岳よりずっと古いとのことでした。


林道は靴が埋まる程度で誰かのトレースが薄っすら付いていました。 夏道の出合いでワカンに代え、いつの間にか雪雲に覆われた尾根に取り付きます。 ラッセルを交代しながら登ってゆくと右手に薄っすら中野ダムが見え、割と呆気なく山頂に到着しました。 塩ビパイプの鳥居が建ち、祠の前に大きな鉄の草鞋とキセルが置かれてちょっとユニークな感じです。 その先に鎮座する大岩から少し行くと凡そピークらしからぬ所に北峰の山頂標識が掛けられていました。 北面ルートと書かれた方向に進み、途中から適当にはし折って下ると斜面に大小の岩が目立ちます。 おまけに笹が飛び出すぶかぶか雪で100mほど下って作業道の跡にぶつかりホットしました。


大蒜沢ルートとの合流点に置かれた登山ポストを覗くと去年の暮から誰も登っていませんでした。 雪が落ち着くまで中途半端な時期なのでしょう。 さてスキーでトレースを下って畑に差し掛かると美瑛の丘を彷彿させるロケーションで、 くびれた街並みと函館山、大野平野、津軽海峡を望むなかなか良い景色が広がっていました。





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