何処も曇りがちな天気だが唯一晴れそうなのが積丹岳で以前、ポンネアンチシ山から積丹岳の周回で下った美国ルートを予定した。
小樽に向かう高速は吹雪だったが現地に着くと嘘の様に晴れ間が広がってくる。
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車止めゲートの周辺にデカイ熊の足跡が点々と延びていた。
ゲートからすぐ尾根の末端に取り付き、割と感じの良い尾根を淡々と進む。
やがて600mで疎林になると泥ノ木山と後方に日本海が広がり、たおやかな白い尾根が実に気持ち良い。
札幌はここ数日で30cm程積もったので山はどうかと思ったがこちらはそれ程でもなかったようだ。
そしてゆるゆると2時間半で夏尾根に合流、クラストした雪面に数日前のシュプールが浮き出ていた。
はたして帰りまでに軟らかくなってくれるだろうか、クトーを付けて台地の様な斜面を登ってゆく。
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穏やかな山頂からは余別岳とポンネアンチシ山の眺めが良く、その裾にはまったとりとした源頭風景が広がっている。
またちょこんと飛び出したガニマナコに日が当たって、まさに岩陰から覗く蟹の目のようで面白い。
暑寒連峰や羊蹄山、ニセコ連山には雲が掛かっているが山と海の展望に満足、積丹岳が初めての二人も嬉しそうな様子である。
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クラストした斜面から雪の軟らかな源頭にドロップイン、
誰でもスキーが上手くなったと勘違いする程である。
ちょこっと登り返して往路に復帰、滑り応えある長い尾根の滑走を楽しんで車に戻った。
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<2015年の 積丹岳・北尾根ルート はこちら>
<2012年の ポンネアンチシ山〜余別岳〜積丹岳は こちら>