寿都天狗山〜観音山  テングヤマ840m・カンノンヤマ684m (黒松内町・寿都町)   ■Home
2016年2月20日 晴れ時々曇り メンバー3名  西尾根〜南尾根ルート 17.5km
8:05国道229号→11:20天狗山→14:15観音山→15:05さかえ橋→15:55道道9号  (縦走7:50 休憩含)

寿都天狗山は道内に二十四ある天狗山(岳)の一つで隣の675無名峰、観音山と合わせ作開三山または黒松内三山と呼ばれている。 週末は南後志の天気が割と良く前から気になっていた天狗山を予定、折角だから早出して観音山まで足を延ばしてみることにしました。
         
札幌から2時間半で現地に到着、予想はしていたが林道に入れず国道沿いのENEOS、標高20mからのスタートである。 歩く距離と車の回収を思うと少し気が重く、現地から見る観音山はそれに拍車がかかる遠さだった。 さて軽く沈むトレースを刻んで広い牧草地を進むと青空の下に真っ白な雪原が気持ち良く、 海と山そして風車がゆっくり回る長閑な風景が広がっていた。          
          

カンバの細木が立ち混む尾根は中腹からスッキリした植林帯に変わり、これを抜けると木が斑になって展望が良くなる。 振り返ると朱田川沿いに田畑と寿都の町が見え、後ろに横たわる月越山脈が海に付き出してなかなか良い眺めだ。 大平山と狩場山、黒松内岳と長万部岳、更に積丹半島の山々も見え別名ヌカンヌプリ(アイヌ語で見渡す山)と呼ばれるだけのことはあると納得する。
         
さて雪庇が波打つ尾根を辿ると山頂直下の白い大斜面が現れる。 なかなか迫力ある斜面だが取り付くとそれ程でもなく、所々クラストした雪面にスキーアイゼンを効かせガシガシ登ってゆく。          

登り切ると雷電山と目国内岳の眺めが良く、羊蹄山は霞んでいた。 そして3時間15分で丸く平らな山頂に到着、よほど海風の強い場所とみえ山頂稜線には木が一本も生えていない。 ふとGPSを見ると何と山頂は一つ手前の小さなポコ(写真中)で通り過ぎてしまっていた。 ピークの数m脇を通過したのだから踏んだも同然ということで勘弁して貰い先に進むことにする。 次の891ポコから稜線の先に見える幌別岳は1時間もあれば着いてしまいそうだった。 寿都町の最高峰もここからはやや迫力不足でピークを踏むなら山容が良くスキーが楽しめる蘭越側からがお勧めである。          
          

この山域で一番高い915ポコのすぐ手前に積丹のガニマナコに似た岩ポコが並んでいた。 この辺の岩塔が天狗の由縁かと想像しながら歩を進めると南に延びる稜線の先に観音山が小さく見えてくる。 まだ結構な距離だが予定通り進むことにした。 三つのポコ(写真中)は雪庇の下を巻くなどして通過、美しい雪景色が次々に変わって飽きることがなかった。
         
アップダウンの稜線も徐々に下ってゆくせいか天狗山がどんどん遠くなり、金が沢の源頭から漸くピークらしい姿(写真左)を見せ始める。 そして町界線を離れる794付近の地形が複雑で左の貝殻岳△733mが手招きするがそんな余裕もなく観音山に向かう。 すると疎林で感じの良い斜面が待ち受け、つい右の白い675峰ピークに引っ張られそうになりながら621コルへと滑る。 最後に広い北斜面(写真中)を登って観音山に到着、低山ながらなかなか展望の良い山である。 道内の観音山(札幌・えりも・様似・黒松内)はこれで完登だがここが一番大変だった。 下降した尾根は木が煩しい上にべた雪でスキーは少々辛かったが40分で農道に出る。 そこから道道まで除雪が入ってなかったがスキーには好都合だった。 車を回収しにテクテク歩くと作開三山が少しずつ位置を変え、半分ほど歩いた所でヒッチハイクした車に拾って貰う。 長くて疲れたが天気に恵まれ楽しい縦走だった。          




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