双珠別岳(林業界)(遡行) 1347m(北日高)  地図はこちら  ■Home
2006年8月下旬   総時間8:55(休憩含) 標高差830m 片道2.8k 国道出会8:10→山頂(12:15-13:15)→国道出会17:05

 c740-6mと30mの大滝                小滝とミニ滑が連続する              岩は滑らずぐんぐん高度を上げる

北日高の上滝山や沙流岳と国道を挟み鋭角的で気になる山容をしている。(日勝トンネル近くの双珠別岳1377mとは別)  札幌を早朝4:30出発し第二鹿鳴トンネル入口のスペースに車を置く。 先週の大雨でやや水量のある沙流川を渡り東面直登沢に入渓。 水量は少なくc570分岐を過ぎると小滝が連続し岩も滑らず快適に高度を上げる。 c740で6mすぐ後ろに30mの大滝がゴルジュに瀑布を揚げている。 水煙がレースのカーテンのように滝全容をベールで隠くし立ちはだかる岩壁が威圧している。 左岸後方から大高巻きするが何せ斜度あり30分程苦しんだが帰路は少し後方から降ると潅木多く割と楽だった。 c1010で二段8m+8mは一段目の抜け口を嫌らい中間まで登って右岸へ逃げまとめて高巻きザイルで沢身に戻った。 この中間の移動が意外としょっぱく上部2-3mを登り切った方が楽だったかも知れない。 c1030の緩い10mは登りは難なくだが降りは残置シュリンゲで懸垂する。 c1090で水が枯れると暑さが堪え藪中は蒸して汗だくになった。 c1170より本格的な籔漕ぎが始まり1時間弱で山頂の150m東寄り稜線に出た。
     
 放置された燃料タンクと三角点           東面(日勝トンネル方向)             南面、雲でスッキリしないが展望がよい

山頂からの眺めは思った通りに周囲の山々が良く見渡せた。 錆びた燃料タンクに腰を下ろし暫し休憩する。 やはり盆を過ぎると北海道の夏も終わりか・・赤トンボが群れていた。 下降は南面尾根を降り・987手前から東面直登沢に戻る予定だったが稜線上から外れたようで藪が酷い。 中途半端に降ったせいだが途中で元の沢に降ることに変更する。 酷い藪を行ったり来たり1時間以上のアルバイトだった。 初めは時間的に余裕だと思ってたが車に戻ると5時を過ぎていた。 風呂をパスして明日の滝ノ沢岳へ移動する。 日高らしい高度感が何とも良く満足のいく沢だった。




















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