洞爺湖畔にある財田渚公園キャンプ場で函館Saさんと合流し身支度して2台で出発する。
財田の商店を左折しソウベツ川に掛かる橋を越え早月川沿いに延びる道路を進む。
「魚止め滝」看板から更に1kmほど進むと「滝探勝コース」の案内板があり試しに車で林道を上ってみる。
小さな駐車スペースと滝の案内板があって遠くに見える大滝まで小道が通じているようだ。
どうやら町が滝見の名所コースとして整備しているようで帰りの藪漕ぎが放免されればラッキーである。
ここに車を1台デポし「魚止め滝」看板に戻って出発する。
小さな早月川の木橋を渡り小道を10分ほど登ってソウベツ川に降りると直ぐ高さ8mの魚止め滝である。
Saさんが左岸に踏み後を見つけ草木を頼って急な高巻を越える。
曇天のせいか谷間は薄暗いが緑の溢れた浅瀬を気持ちよくジャブジャブ漕いで行く。
屈曲部にある釜持ち4mの滝F2は予備知識の無い遡行者に先の期待を持たせる。
苔の踏み跡を見るとそれなりに人は入っているようだ。
間も無く左から「牧場の沢」が出会い、入り口の小滝を登って奥の大滝を見物に行く。
沢の上流に村営牧場があるので付いた名前だが如何にも水質に問題ありそうなネーミングである。
牧場の沢は倒木が煩わしくブタに近いが小滝を登った右股にある20mの大滝は一見の価値がある。
カメラに全容を収めるのが難しいほど滝壷は狭く頭から水飛沫とマイナスイオンが降り注いで気持ち良い。
折角だから左股にある30mの連滝も登ってみる。
メンバーは普段あまり滝登りをしない方々だったが誘うと嬉々として上って来た。
手掛かり充分だが滝上から見ると流石に高度感があり下りは念の為にザイルを出した。
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