トンネル出口に着くとスノモを積んだ車が次々に集まり、聞けば積雪はまだ半分とのことだった。
スキーを履いて雪で埋まった沢を渡り、左に送電線を見ながら・598を回り込む。
尾根を末端で乗越すと案の定、三の沢は黒々と開きどう見ても沢沿いに登るのは無理だった。
そこで尾根に逃げると幸いにも途中まで作業道が延び、潅木をかわしながら適当に登って行く。
ニセピーク870mをトラバースした先が真っ白な北白老岳だった。
標識も何もないがちょっと雰囲気が良く、東側の雪庇を覗き込むと結構な落ち込みである。
生憎展望は得られなかったもののメンバー揃って初ピークで嬉しい。
コルへ下りそこから白老岳の急な登りは固い雪面に20cmのサラサラ雪がスリップして難儀する。
山頂は風雪で視界が無く、南白老岳をあっさりパスして二の沢ルートを下ることにした。
気温が低いせいかクリーミーな雪が滑って楽しいが場合によっては雪崩れの怖い斜面である。
登り返しがこのルートの難点だがいい運動になりました。
同行の一人は二日前にも白老岳に来たばかりと聞いてちょっと驚く、
始めに言ってくれたら南白老岳を優先したのに・・とにかく次は南白老岳が気になるのだった。
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