白水沢遡行(2014再訪)〜薄別林道  (札幌市)  ■Home
2014年8月31日 晴れ 5名 無意根山
7:15白水林道→8:40・650m入渓→10:15ゴルジュ790m→10:50大滝870m→(11:10-11:30)林道出渓→12:35宝来小屋→13:05薄別林道660m車止め

札幌近郊の中では一番美しく、かつ沢登りの要素が詰まったトレーニング向きの沢である。 ただ最近は林道に入れなかったり、稜線の藪漕ぎが酷くなるなどここ数年ご無沙汰したままだ。 今まであまり気が進まなかったギロチン林道から戻ってみることにした。
                    

  
          
まずは薄別林道のゲートを開けて3.5km先に車をデポ、白水林道のゲートから出発する。 白水林道は入ってすぐ雨烈が酷く普通車では無理な状態になっていた。 林道終端の砂防を過ぎて左岸に渡り、イタドリとウドが覆う踏み跡を進むとボリボリ発見! 少し進んでまた発見!やがて藪が酷くなって650mで入渓する。 すぐに赤い岩盤の滑に清らかな水が流れ、沢中に日が射し込んで何ともうっとりする光景が続く。
                    

  
          
ここんところの雨で何処の沢も水の量は多いが、 白水沢もご多聞に漏れず元気な小滝から水が溢れんばかりに落ちている。 この分ではゴルジュもどうなってるかと思ったら、 流石にシャワーは無理でも水際からなら直登できそうである。 ザイルを延ばして側壁を伝い、水から身を上げようとすると足にザイルが絡みついてくる。 足を振り回すがなかなかしつこく、右足を上げてみると地下足袋のまったにザイルが挟まっていた。 こんなこともあるんだな、泳いでる時だったら焦ったかも知れない。
                    

  
          
明るいゴルジュから大滝を迎え快適に登る。 このあとすぐ林道だったような気がしたが大岩を交え幾つか小滝が出てくる。 飽きのこない滝と何より綺麗な渓相にやっぱり白水沢は近郊で一番かと思う。 林道のヒューム管がすっかり露わになって、ここからデポした車に下って行く。 10年程前にはここまで車が入れたらしいが今は幼木が煩く、人が通る踏み跡だけが延びている。 たまに木の枝にパチンと打たれながら1時間半で車に到着する。 足を水に漬けた距離は本来の1/3にも満たず、白水沢の良いとこ取りみたいな遡行だが手軽でそれなりに良いかもしれない。

<2008年の 白水沢〜無意根山 はこちら> 


          
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