2003年1月 晴れ 朝里沢ルート
総時間3.15 標高差690m 総距離10km
登山口→(2.35)白井岳山頂→(0.40)登山口
落差のあるスノーブリッジを渡る 広い斜面とふかふか雪、ジグを切って登る 稜線すぐ下、強風で風が冷たい
ゴンドラ駅からスキーコースを横断し朝里岳沢川に出る。
あとは沢に沿って進み、途中2ヶ所ほどポッカリ口を空けた細いスノーブリッジを渡る。
一気に行きたいところだが凹みが著しくスキーを担いで渡り、すぐ3度目のブリッジを渡って小尾根へ取り付いた。
ここは山仲間の先輩があちこち彷徨して定着したもので、一般的な沢形ルートよりスッキリしている。
いつの間にかスキー場の騒音も聞こえなくなった頃、正面に白井岳の白い斜面が見え徐々に登りごたえが出てくる。
雪が深くないので広い斜面のラッセルが気持ち良くジグを切りながらようやく稜線へ出ると強烈な風が吹いていた。
稜線から山頂までは完全な吹きさらしで雪面はクラストし体感温度は‐20度を下っていたと思う。
山頂ではシャッターを押すのさえ指先が痛く長居は無用、早々シールを外して滑降する。
先ほどゼイゼイ言いながら登った斜面は障害物の無いゲレンデ状態である。
傾斜が急で大滑降とは言いがたいが雪質はバツグンだった。
やがて森林帯に入り木々の間をくぐり抜けるように滑るが平坦で何度か止まる。
スノーブリッジの後は狭い廊下をスルスル滑り若干の登り返しで駐車場に着いた。
朝里岳〜白井岳 つぼ足 (道央) 1284m , 1301.6m ■Home
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2002年4月中旬 晴れ 札幌国際スキー場コ−ス
登り1.35 下り1.15 総時間2.50 標高差215m 累積標高差495m 総距離10km
登山口→(0.35)朝里岳山頂→(0.20)1290mピーク→(0.40)白井岳山頂→(0.30)1290mピーク→(0.45)登山口
出発点の山頂ゴンドラ駅 ゴンドラ駅からすぐ見える朝里岳 白井岳山頂
週末になると決まって天気が良く、桜の開花も一週間から10日早いらしい。
さて何処に行こうか、地図を眺めてあれこれ思案する。
ツボで登るにもそろそろ雪が腐ってそうだが物置にしまったばかりのスキー用具を取り出し車を走らせた。
国際スキー場はシーズン最後を楽しむ人で賑わいコースには所々土が出ていた。
ゴンドラを利用して山頂駅1090mまで楽をする。
小高い所まで登るとなかなかのビューポイントで平らな朝里岳と尾根伝いに白井岳が望まれた。
ダケカンバと針葉樹の尾根は硬雪で埋まらず快調に進む。
スキーのトレース跡やかんじきの跡、更にスノーモービルの跡と道標べが豊富である。
やがてゲレンデのような開けた傾斜となりこれを登ってあっけなく朝里岳山頂に到着する。
山頂と思われる場所に標識を探すが無かった。
ここから飛行場と呼ばれる広い尾根は大地のように広くその先にどっしり余市岳が構え山の大きさを感じさせた。
近くに見えるのでさほど時間もかけずに行けそうだが多分2時間はかかるだろう。
1290m地点までほとんど起伏も無く歩きやすかった。
樹木がほとんど無く見晴らしが利くが吹きさらしで風が冷たい。
雪面が透明なセロハンでも敷き詰めたようにキラキラして美しい。
広く大きな大地にいると何となく寂しく自然と足早になる。
赤テープをたまに見つけるが降雪やガスの時は危ない場所だ。
1290mの先は崖淵を思わせる急斜面で尾根の降口は這松が出ていた。
コルまで慎重に下りスキーの男女2人を追い越す。
尾根伝いに歩くと下に駐車場が見え、
コブ2つ脇を通過し最後にちょっとした斜面を登って白井岳山頂に至った。
お情け程度の小さな標識が縛ってある。(写真)
広く平坦な頂きからは余市岳の形が良く、小さな羊蹄山に何故か感激する。
定天、無意根山、神威岳、烏帽子岳、手稲山とデジカメでパチクリ撮るが雪の反射を意識してマニュアルにしたのがいけなかった。
どれも白く飛んで残ったのが上の3枚だけだった。