毛無山に行ったが桃内の林道が私有地の関係で入れず塩谷丸山に転進した。
ここは地形図ではただの丸山だが塩谷丸山、通称「塩丸」と呼ばれ小樽市民の憩いの山として親しまれている。
犬が伏せたような山容はどこからでも良く目立ち、山頂にはニシン漁が栄えた頃に祀られた祠と大きな錨が奉納されている。
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久し振りに来たら高速道路が建設中で駐車場や登山口の様子がすっかり変わっていた。
真冬でもスノーシューで登る人がいるらしく、今日も雪が積もったを3グループとすれ違う。
登山道脇にある反射板の記憶がなく、また山頂下の石碑を初めて見る。
かすれた字で金比羅?大山?と刻まれ、塩谷の町が良く見えるこの場所に豊漁と安全を祈願して置かれたものだろう。
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標高の割にお得感のある展望でこれが人気の理由なのだろう。
日本海と岬の眺めがすこぶる良く立岩〜桃岩〜竜ケ岬〜シリパ岬を一望、天気が良ければ暑寒や積丹の山々も見えそうだ。
山頂標識の傍らに市内の登山グループによって山座同定盤が設置されていた。
その中に今日の予定だった毛無山が塩谷毛無山と印されているので昔はそこそこ登られた山だったのかもしれない。
登山道があることになっているが何故かさっぱり表に出てこない山になっている。
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祠がある山頂裏側に行くと山々は灰色の雲に覆われ、その中に小樽で唯一の一等三角点、遠藤山(左)とその隣に毛無山(中央)が見える。
「行ってやるから待ってろよ」毛無山は緩やかな台形状の山で何となく寂しげな様子だった。
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<2013年の 小樽天狗山〜於古発山〜遠藤山〜塩谷丸山 はこちら>
<2006年の塩谷丸山(山スキー) はこちら>