下ホロカメットク山・境山(山スキー・シートカチ第6支線林道) 1668.1m・1837.3m  地図  ■Home
2005年5月中旬 曇り時々晴れ/晴れ  総時間13:10(休憩含まず) 標高差1280m 往復36km
林道7:18→c1020・C1(11:18-11:50)→上ホロ(13:40-14:30)→C1・15:17
C1・6:30→境山(9:20-9:55)→C1・(11:00-11:30)→林道13:35

 中途半端な雪が林道歩きに辛い          念願の下ホロカメットク山頂            なんとも贅沢な時間だった
未明に札幌を出発し7時前に曙橋から夏道状態の林道に入る。 殿狩橋を過ぎこのままずっと行けるかなと期待したが礼咲別橋で雪が現れ行き止まり。 林道は所々雪が切れその度にスキーを外すのが次第に面倒になり道脇の笹原を歩いたりする。 シートカチ第6支線林道に入ると雪はビッシリで下ホロ・境山の中間部1020mにテントを設営した。 ここまで重装備で10km弱を4時間要しヘロヘロだか荷をデポし軽身で下ホロを目指す。 原生林内でカバノアナタケを見つけゲット!2日間で雪ウサギ3羽を見つけた以外に誰とも会わず静かな山だった。 頂上付近まで雪が残る北東斜面を上がり上部の這松帯もそのままスキーで乗越し念願の山頂へ立った。 若干霞んでいるが眺望も得られ皆初登頂で感無量である。 下から見ると鉛筆のように尖った山も思ったより急でなく雪も程よく制動が掛かって滑るのに調度よい。 テントへ戻り枯れ木を集めて焚き火し酒を飲んでとても幸せな時間を過ごした。

翌朝は賑やかな小鳥のさえずりで目を覚ます。夜中に雨が降り天気が変わったのか予想外の青空が広がっていた。 境山は上ホロから下ホロへ縦走途中に通るのが一番楽しそうだが機会がなく今日はピークを狙うのに絶好のチャンスである。 テン場から稜線経由で行くルートは這松が大きく広がり先の岩峰が剥き出しで何とも気が進まない。 そこで裾野を大きく廻り込み昨日林道途中から白く見えてた東尾根から登ってみることにした。 樹林帯を進んで大きな沢形を越えたc1279付近からはスッキリ開け気持ちが良い。 P1827へ通じる尾根は何れも這松で黒く険しい岩峰が延びているが山頂はまだ見えない。 十勝川支流c1329付近にある滝マークの上部を目指したものの這松に邪魔されもろ滝口付近の崖に出てしまう。 数十m先から下れそうなのでスキーを担ぎ這松を漕いで何とか沢へ下った。 そこから山頂まで500mの登りは願いが叶ったのか一面雪に覆われたパラダイスである。 思った以上に遠く結構きつい行程だったが一段高い岩場の山頂からは360度の絶景が待っていました。 特に真裏から見る十勝連峰は迫力あり苦労した甲斐がありました。 想定外の好天と残雪の多さに感謝します!
     
 十勝川支流から山頂へのパラダイス斜面      振り返れば疲れも吹っ飛ぶ素晴らしい眺め      いつも決まってるKAさん
 
 境山から十勝連峰の眺望、この日は芦別・夕張、日高までまる見えだった!

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