シキシャナイ岳  1058.0m  山スキー (平取町)  ■Home
        2007年4月8日 曇り メンバー4人
        林道7:20→9:20スキーデポ980m→シキシャナイ岳(9:45-10:10)→林道11:25  登り2:25/下り1:15(休憩含)

日高町から国道を南に走ると間も無く鏃のように尖がった山が見えてくる。 人目を引いてはばからぬ鋭い山容が気になりいつか頂を踏みたいと思っていた。 残雪を狙ってかねてより約束していたメンバーを誘うと各々考えるルートが一致していたのは可笑しかった。

天を貫くヤジリかクサビのような山容だ       時期的に限界か、雪が腐り急登に苦しむ       狭い頂上、潅木が無ければ怖くて立てないかも

札幌を朝5時前に出発し沙流川から岩内川沿いに採石場に通じる作業道を進む。 片側がすっぱり落ちてあまり感じの良い道ではないが日曜でダンプと擦れ違わないだけましである。 採石場手前の小沢から入ると古いトレースが残り・716の小尾根を目指して登る。 霧雨でシールが濡れスキーは重いが普段は絶対に登れないような急斜でもスリップせずどんどん行ける。 主尾根に出ると標識布を見かけ地図を見ながら不明朗な地形を辿った。 生憎の空模様で至近にある筈の山はなかなか姿を見せなかったが910からコルへ下る途中で漸く急峻な山容が現れた。 山頂まで残り150mの上部は遠方から見た通りの斜度で北東の尾根筋を忠実に登るしかない。 幸い標高980mまでスキーが使え後は潅木に捕まるなど這うように急な斜面を登った。 雪を踏み抜きながら先頭を交代して登り切ると4人並ぶのが精一杯の狭い頂だった。 ガスが幸いして足下も見えず緊張するほどの高度感も無い。 急な下りだがスキーデポまであっと言う間で、シールを付けたまま車に戻った。




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