札幌岳 (山スキー・再訪) 冷水沢ルート 1293m ■Home |
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2014年2月16日 晴のち曇り メンバー6名 8:05登山口→9:45小屋→(10:10-10:20)札幌岳→12:25登山口
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市町村の名がそのまま山名になってる山は数多く、 豊平川(アイヌ語でサツポロベツ)の源頭にある札幌岳もまた然り。 そんな山が全国に幾つあるか想像も付かないが人口百数十万の大都市に於いては稀かもしれない。 |
ゲートに一番乗り、登山届けに備え付けのボールペンはどれもインクが凍って書けなかった。
前日と思われるトレースを辿る。
晴れと言うより薄日のさす曇り空で手が冷たい。
今日も先輩が一緒で、革靴と古いスキーに竹のストックはまるで博物館から出てきたような出で立ちだが、
二人とも軍手だけで手が冷たくないのだろうか。
冷水沢は例年より雪が少なく、ずるっと落っこちそうな危ういブリッジが多々あった。
林道と小屋の出合いで休憩を入れる。
尾根に上がって右岸から沢中にある滝をトラバースするのが何時ものルート取り、
後は雰囲気の良い疎林の中にトレースを刻む。
うっとりする様な白い源頭の風景が何とも言えず、
やがて頂上台地が近づくと後方に札幌の山々と街並みが見えてくる。
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上は厳しい風かと思ったら案外そうでもなく高曇りで遠望が利いた。
羊蹄山、ニセコ連山と続き、無意根山と余市岳の間に見えるのが積丹山塊だと分かってちょっと嬉しい。
雪庇が小さく、去年下った空沼岳への急な細尾根も迫力不足だが入組んだ稜線と山々に懐かしさを覚えた。
頂上台地からふかふかの雪を蹴散らせ滑降すると小屋まであっと言うまである。
沢中は何時にも増してスリリングで、
木から転がってきた雪塊が点在し、穴に落っこちないよう太股をパンパンにしながら下山した。
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