三峰山沢〜富良野岳(2016再訪) 1912m (富良野市・上富良野町) ■Home |
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雪渓が気になるが花の時期に合わせて三峰山沢(4回目)を予定した。 早朝札幌を出発して旧バーデン前に着くと先行する知人の車が1台あって、後を追うように砂防の作業道を辿る。 最終砂防付近はフキが覆い、あちこちに熊の食痕と糞、寝床を見かける。 九重ノ滝に差し掛かる手前で早くも大きな雪渓が出てきたが暫くは快適な滝登りが楽しめた。 途中で雪渓を2個所やり過ごして華雲ノ滝(写真左下)と出合う。 滝の前は厚い雪渓に覆われ今回はサクッと高巻き滝上へ、取り敢えず核心を越えてホッと一息つく二人と犬。 |
砂礫から清水が湧き出る1450m過ぎの二俣で再び雪渓、そこで地下足袋に履き替え、二人は軽アイゼンを付ける。 山頂を目指して雪渓を登ってゆくと谷間に十勝岳の尖がりに続いてカミホロが見え出し、目指すピークがぐんぐん近づく。 沢筋の草地や岩場に花がちらほら出始め、最後に頭上を歩く登山者の気配を感じながら僅かなハイマツ漕ぎで登山道に抜ける。 ハクサンイチゲとチングルマが満開、ツガザクラ、ウメバシソウ、ミネズオウなども見頃を迎えていた。 賑わうピークを越えて静かな西ポコで一休み、先ほどより雲が広がってきたがまずまずの展望である。 ふとザレ地に今回一番見たかったエゾルリソウを見付ける。 富良野岳でもめっきり少なくなったと聞くがその柔らかな瑠璃色の花がなんとも良い。 温泉でさっぱりして帰途につく途中、先に下山した知人からメールが入る。 我々がアイゼンを付けながら休んだ雪渓で子熊2頭を連れた親熊に威嚇され大変だったらしい。 |