大沢〜風不死岳〜三の沢 1023.1m(道央)  ■Home
2005年10月16日 総時間8:04(休憩含)メンバー5名
大沢登山口7:24→風不死岳(10:28-11:45)→三の沢下降12:58→三の沢下山口15:28

大沢はシーズン終盤の沢として適当かもしれない、通常は風不死岳の山頂から北尾根を降ると車の回収に都合がよい。

 林道を辿り大沢登山口の標識、次に砂防ダムが現れる        3bF1全く問題なし            6bF2チェックストーン、たまたま倒木が踏み台に
林道入り口に掛けられた小さな標識「大沢口」が目印だが大沢は下流域が伏流して国道には橋がなく大沢橋は一本手前の沢になる。 国道に車をデポして林道を5分ほど歩くと砂防ダムとなり親切にも進入方向がペイントされている。 始めの30分は枯沢でc400より水が出始め石は苔が付いてよく滑る。 すぐ3bF1は右から直登する。 6bF2チェックストーンは左岸後方にロープが垂れ高巻きルートがあるようだが岩に掛った倒木を伝って直登する。 10bF3は右岸にトラロープが垂れザレの急斜を落石に気を遣いながら高巻く。 振り返ると谷間に支笏湖がみえ始める。 12bF4はすぐ右のルンゼを落石に注意して登ると残置ロープが数本垂れ強引に攀じ登って乗っ越した。 滝らしいのはこの4つだけで高巻きルートにはロープが垂れ至れり尽くせりである。 上部は草付きのガレでc860二股を右へ入るとテープの数がやたら多く何れを選ぶか戸惑うほどだ。 ぎりぎりまで直上し潅木を伝って尾根道に出たが早目に右に入ったほうが楽に出れたようだ。

          10bF3は 右岸のトラロープから高巻く              12bF4はすぐ右のルンゼを攀じる

急な尾根道を10分弱で賑わう山頂へ、快晴に恵まれ支笏湖ブルーと樽前山の紅葉がとても綺麗だった。 帰路は楓沢の予定が三の沢を下るという落ちが付く。 何だか変だと思いつつ誰も確かなルートを知らないので取り敢えず手持ちの地図を頼りに下るしかない。 車の回収で国道を戻る途中に本命の「紋別橋」があり一本間違えたのが判明し可笑しくなる。 たまたま持参した地図に誤ったルートと沢名が記されていた訳だが結果として殆ど人の入らぬ貴重な沢を経験することができた。 涸れ滝が数箇所、高巻き、懸垂、苔の回廊も随所にしっかりあって初見には十分満足できる涸れ沢だった。 ただ経路が長く倒木が多いので結構な時間を要した。
                   たまたま下った三の沢は人が滅多に入らぬせいか苔の綺麗な涸れ沢だった

<2014年8月 大沢〜風不死岳 はこちら>
<2016年6月 北尾根〜風不死岳〜楓沢 はこちら>



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